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ワインと絵本の夕べ 第11回
昨日11/21に「ワインと絵本の夕べ」第11回が開催されました。
昨日は偶然、ボジョレーヌーボーの解禁日。
ということで、今回のワインはボジョレーヌーボーがテーマでした!
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毎年メディアや店頭で見て、何となく知っている気になっていたけれど、実際は知らないことだらけ。こうやって纏めて話を聞ける機会は貴重ですね。
さて、本日扱う絵本は、心の闇を扱うものが並びます。
これも大人のための絵本サロンならではのテーマだと思います。一冊目はこちら。
『わたしのせいじゃない せきにんについて』(文: レイフ・クリスチャンソン、絵: ディック・ステンベリ、訳: 二文字 理明、 岩崎書店)
「責任」という扱いの難しいテーマを見事に絵本化している本です。こういう絵本は、日本には少なくて、あまり読んだことがありません。
先生が手描きで模写した作中の登場人物の絵を使いながら、読み聞かせを行いました。
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本の最後に掲載された原爆や、戦争、貧困、環境問題の写真が胸に刺さります。何だか、最近の様々なニュースを思い出して複雑な気持ちになりました。「わたしのせいじゃない」は、社会のあらゆる場所に蔓延っている言葉ですね。
次の絵本も、ダークな内容。
エドワード・ゴーリーから『おぞましい二人』(作: エドワード・ゴーリー、訳: 柴田 元幸、 河出書房新社)
実際にあった子どもの誘拐殺人事件をモチーフにしたタイトルの通り「おぞましい」絵本です。
それでも、美しく繊細な絵と文章で、世界中に根強い人気のある作家エドワード・ゴーリー。『おぞましい二人』以外にもゴーリーの様々な作品の紹介がありました。彼の作品は、やっぱり魔力的な魅力があると感じます。
ところで、エドワード・ゴーリーって、10種類以上のペンネームがあったんですね。サロンの講師・木村美幸先生も、ペンネームはアナグラムを用いた「ゆみむらきき」です。先生は他に5,6種類くらいアナグラムでペンネームを考えているらしい。
そのうち、この作者、きづかなかったけど、実は木村先生だったんだ!?……なんてことが起きるかも……?
エドワード・ゴーリーについて学んだ後は、お約束、ワインに関するクイズの時間です。
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「ワインを注ぐ順番」、確かにいつも迷う^^; 時と場合によって正解はないってことをはっきりソムリエさんから聞けて良かったです。
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ワインクイズが終わったあとは、バイオリンに関係する絵本の紹介
が何冊かありました。
そして、最後に取り上げたのが、『うたが みえる きこえるよ』(作・絵: エリック・カール、訳: もり ひさし、偕成社)
エリックカールのこの作品は、冒頭にテキストが少しありますが、後はネームレス(テキストのない)絵本。
バイオリニストが奏でた音が、色になり形になり、色々なイメージを創り出します。そして、絵本の中のバイオリニストが演奏を始めたページで、なんと本物のバイオリニストさんがサプライズで登場。美しい音色を奏でてくれました。
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その後、2曲、ソロを演奏してくださり、最高に贅沢な時間を過ごすことができました!
さて、ワインと絵本の夕べも、なんと次回が最終回。
特別な空間だったので、何だかさみしいです……。
第12回は12/19に開催予定です。