きれいごとで終わらない計画を一緒に
ぼくがきみのみらいをつくり
きみがぼくのみらいをつくっていく
【絵本レビュー📚】
《きみとぼくがつくるもの》
数々のベストセラーや受賞絵本を生み続ける方の最新作😌
●ゆるっと内容紹介🎈
父と娘がつくる生きていく上で大切なことのけいかく。
道具を集める準備するところから始まり、
2人がこれから生きていく時間を合わせるためのとけいをつくる。
家をつくって、穴をつくって、壁をつくって、、、
逃げるところも、休めるところも、心のよりどころも、
親は決して子どもを導く存在ではなく、一緒に手を取り合って生きていく仲間だと教えてくれる。
不確かな未来を歩きはじめた全ての方へ贈るメッセージ本です。
だいじょうぶ すべてはうまくいくよ
優しいイラストから受け取る親から子へ贈るメッセージは、読み手の心にすっと入ってきます。
またこの絵本の訳・手書き文字を担当したのはアーティストでも絵本作家であるtupera tuperaのお2人。
イラストにぴったりな温かみのある文字は、
親の思いやる気持ちにしっくりきます😌
絵本BOX🐿のココが気になる❗️
計画といったら堅苦しいイメージ
おおまかな目標を決めて、
段取りを決めて、
準備をして、、、、
親と子がつくる計画となれば話は変わり、
可愛らしい遊びのような
夢いっぱいで
現実味はちょっと足りない
こんなことができたら良いなと
楽しく終わる。
この絵本で言うところの計画はちょっと違うんですよね。
隠れるための大きな穴
嫌いな敵から身を守るための砦
嫌な声が聞こえないようにするための高い壁
勝つこともあれば、負けることもあること
いつも自分が正しいとは限らないこと
いつか何もかも失ってしまうこともあること
小さな子どもに伝えるにはちょっとハード
ただ、この絵本での親と子は
“一緒”につくっていく
このことを子どもにしっかりと伝えているからこそ、
そんな時もあるけど大丈夫なんだよ
すべてうまくいくよ
この言葉に心強さと
“父である責任を果たすこと”
自身に言い聞かせているように感じます。
一緒につくることを大事にしていることは、
特に時計をつくるページに現れているなぁと
だからとけいをつくろう
これからいきていくじかんをあわせるためにね
この時のイラストでは
お父さんの好きなもの
子どもの好きなの
これらを掛け合わすことを、
時間を合わせる
を表現しているのかなぁと
それぞれを尊重する姿勢も受け取れました。
2人は計画を話した後は
ぐっすり眠るんです。
計画でつくるものはすべてこれからつくるもの
このつくるものとは
生きていく上で大事な考え方
これを
探していこうね
考えていこうね
たくさんの経験を経て
一緒に進んで行こうねと
決してきれいごとだけの計画では終わらない
小さな子どもには難しいお話しが続くんですが
これもお父さんが子どもを
ひとりの人として話しているからなのかと。
きっとこのお父さんは大事なことを
子どもに伝えつづけ
一緒に考えていくんだなぁ
◇◇◇
私も節目節目で人生について考えています。
そして計画を立てます。ただ理想ばかりに想いを馳せている時間の方が長くなってしまい、
辛いことはなるべく起きないようにと考えてしまっているのでちょっと反省しました笑
まさに私は今、この絵本BOX🐿の計画を
めちゃめちゃ真剣に考えているところです。
活動を始めてそんなに経っていない今ですら
どんどん計画から変わっていきます。
なぜでしょうか。
しっかり向き合うと、
動き出す前には見えて来なかったことが
つぎつぎと浮かんできます。
こういう方達にこの想いを届けるためには
どうしたら良いのか。
何経由でならうまく伝わるのか。
どんなデザインが良いのか。
見てくださっている方が不快な思いはしないか。
伝わりやすい文章になっているのか。
見た方の時間を奪っていないか。
絵本の魅力を伝えられているのか。
“私”を伝えられているのか。
◇◇◇
起こりうる可能性を考える
対応する方法を考える
きっちり向き合う
大事ですよね😌
“計画は変えるためにある”
この一冊の絵本からは伝わってきたことは
謙虚さ 思いやり 尊重
私も大事にしたいこと。
きっと私はこの本を
子どもと一緒に読むんだろうなぁ。
●お子さんのいる親御さん
●子どもたちに伝える立場の方
●素直に親と向き合いたい方
特にぜひ読んでみて欲しいです!!
きれいごとで終わらない計画を
あなたはどう思いますか?
絵本BOX🐿・私についての紹介はこちら🎈
よかったら読んでね〜