レビュー「Alice and Sparkle」
こんにちは。絵本レビューのお時間です。本日は「Alice and Sparkle」というタイトルです。海外の絵本でまだ翻訳はされていないのですが、話題ですのでとりあげさせていただきました。なんで話題になっているかというと、AIで作成した絵本だからです。
現在さまざまなメディアで絵本をKindle出版する副業をおすすめしていますが、実際のところ、この絵本以上にレビューが多数ついて人気がある絵本は出てきていないようでした(わたくし調べ)。
それだけ「Alice and Sparkle」という絵本はAIで作成した絵本のパイオニア的存在といえます。賛否両論ありますが、一番人気がある絵本です。
実際のところAIで作成した絵本ってどうなんだろう、と思った方にぜひ読んでほしいと思います。
概略
Ammaar Reshi 著
Chat GPT 著
Mid Journey イラスト
『Alice and Sparkle』は、アメリカの技術製品デザイナーであるアマール・レシによって2022年に出版された絵本です。この絵本は、人工知能プログラムであるChatGPTとMidjourneyを使用してわずか1週間で作成されました。物語は、少女アリスが自分のAIロボット「スパークル」を作り、友情や責任感を通じてAIの力とその影響について学ぶという内容です。
この絵本は、AIを使った絵本のパイオニアとして賛否両論のレビューがありますが、実際には24ページのうち半分がMidjourneyによって生成されたイラストで構成されています。物語も343語と非常に短く、内容はAIの力についてのメッセージとなっています。
おすすめレビュー3選
批判的なものも含めて印象的なレビューを3つご紹介します。なお、日本では翻訳されていないこともあり、日本語のレビューは見つかりませんでした。英語で書かれたレビューになります。
📚 Review 1:「この本は歴史の一部です」
このレビューは、この本が斬新で画期的であることを強調することで、読者の関心を引いています。また、子供たちがこの本を楽しんだという個人的な逸話も含まれており、信頼性を高めています。
📖 Review 2:「この本は本当に気に入りました!」
このレビューは、本の革新性と美しさ、そして読者への強い推奨を強調した、短く要点を得たものです。熱意が伝わってくるため、読者の心を動かします。
🌟 Review 3:「著者は一攫千金を狙っているだけです」
このレビューは、AIアートに対する倫理的な懸念、人間の創造性に対する脅威、そしてAIが支配する未来への恐怖を雄弁に表現しており、読者に強い印象を与えます。
子供の反応
子供たちの反応については、具体的な情報は少ないものの、テクノロジーやAIに興味を持つ世代にとっては魅力的なテーマであり、教育的な側面も含まれているため、親たちが子供たちに見せたいと思う作品として位置づけられています。
ただし、一部の子供にはイラストが「怖い」と感じられる可能性もあるため、受け入れ方には個人差があると考えられます。
大人が読んだときの感想
『Alice and Sparkle』は、子供たちに新しい体験を提供する絵本として高く評価されています。特に、AIを活用して創作されたこの本は、従来の絵本とは異なるアプローチを取っており、子供たちにとって新鮮で魅力的な内容となっています。読者の中には、特にイラストが楽しく、子供たちが喜んで読むことができると感じる人も多く、家族での読み聞かせの場面でも好評を得ています。これにより、AI技術が絵本の制作に新たな可能性をもたらすことが期待されています。
一方で、『Alice and Sparkle』には否定的な反応も少なくありません。特に、物語の一貫性の欠如やキャラクターの発展不足が指摘されています。多くの読者は、物語が繰り返しの要素が多く、意味が不明瞭であると感じており、イラストのスタイルも一貫性に欠けると批判しています。このような意見は、特に子供向けの絵本においては、物語の流れやキャラクターの魅力が重要であるため、改善が求められています。
さらに、AIによる創作物に対する倫理的な懸念も多くの読者から寄せられています。特に、AIが他のアーティストの作品を無断で使用しているという指摘があり、著作権の問題が浮上しています。多くの作家やイラストレーターは、AIが生成した作品が本当にオリジナルであるのか、またその使用が適切であるのか疑問を呈しています。このような倫理的な問題は、今後のAI技術の発展において重要な議論の一部となるでしょう。
その他
この絵本は、もともとアメリカのテクノロジー製品デザイナーアンマール・レシさんが着想した作品であるため、質的な課題はないとはいえない、ということを考慮するべき作品だといえます。ただし、わたくしを含め、AIを使った絵本の可能性を知ることになった作品といえます。
ストーリー自体も343語と非常に短いですが、AIの力についての重要なメッセージが込められています。作品の独自性やAI技術を用いたアートの新しさが評価されています。特に、視覚的なインパクトやクリエイティブな要素が高く評価されており、AIによるイラスト制作という新しい試みが多くの人々の興味を引きつけています。
一方で、イラストの一貫性に欠ける部分、特にスパークルの描写が変わりやすいことが指摘されています。特に手や目の描写に奇妙さを感じるという意見もあります。
テクノロジーやAIに興味を持つ世代にとっては魅力的なテーマであり、教育的な側面も含まれているため、親たちが子供たちに見せたいと思う作品として位置づけられています。
まとめ
『Alice And Sparkle』は、AI技術に興味がある親子や教育者に特におすすめです。この本は、AIの可能性を探求する物語を通じて、子供たちに技術の重要性を教えることができます。読者からは、物語の内容やイラストに対する賛否が分かれていますが、AI技術をテーマにした教育的な価値は高く評価されています。親たちは、この本を通じて子供たちに新しい技術の理解を深める機会を提供できるでしょう。
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わたくし自身もこの作品がきっかけで、AIを使って絵本を作ってみたいと思うようになりました。倫理や著作権の問題など指摘されていますが、人間の想像力を拡散されるツールとしてAIを活用していきたいと考えています。
そんな私が先日Kindleで出版した絵本の紹介をさせてください。「ハリオのマッサージ」というタイトルでハリネズミが主人公の作品です。ハリネズミがひょんなことから自分のハリを使って人間のマッサージをしてみたら、というストーリーになっています。
よろしくお願いします😄