絵本、誰に選書してもらう?
無数に存在する絵本アカウント。(Instagram、Twitter、Facebook、note…)
中には万単位のフォロワーを持つ、強者もたくさん。備忘録として、コツコツアップデートするママも増えてきました。
出版社自身もSNSを駆使して様々な絵本を紹介しています。
よかった。これで絵本選びには悩まないわ・・・!
と思いきや、保育園のママの反応は真逆。
「何を読んだらいいの?」
私が(今のところ)思っている理由は、
わが子のための選書じゃないから
とママだったりパパだったりが感じでいるからではないかと思っています。SNSを介するということは、少なかれ多かれ広告効果を狙っているという下心が見え隠れしてしまいます。(投稿している方が、そういう意図でなくとも)
ママたち、パパたちが探しているのは、
売りたい本や自慢したい本ではなく、
わが子が楽しめる絵本
じゃあ、絵本コンサル(有料)とか利用します?
「え。そこにお金かけちゃう?」が大多数の反応かなと思います。
そこで、私なりに考えた結論。
信頼できる絵本に詳しい人から、教えてもらう
・図書館司書さん
・本屋さん(できれば児童書専門)
・保育園、幼稚園の先生
・絵本講師(全国に2000人いるそうですよ笑)
・絵本専門士(まだできて数年なので、絶対数としては少なさそう)
こんな状況ですが、できれば対面がよいです。図書館だったり、本屋さんであれば実際に絵本を手に取りながら「絵」「お話」「サイズ、質感」など体感することができます。
※この体感するが、想像以上に大切。
もっと言うと、「保育園、幼稚園の先生」に聞いてみるは、1番に実践していただきたいです!
絵本おばちゃん(私)はよく先生とお話しするのですが、
「〇〇ちゃんは長新太好きですね~」とか、「〇〇くんは、よくこの絵本を読んでって持ってくるんですよ~」とか、
とんでもなく有力な情報を持っています!!
でもいろんな理由で、親はそれを聞いたことも見たこともなく、その子のお気に入りの絵本を知ることなく卒園してしまう・・・。
もったいない・・。
もっと知ってほしい・・・。
そこで、絵本おばちゃん(私)は、担任の先生と結託(?)して、
「〇〇組のための絵本紹介」リーフレットを勝手に作成し、配布しました。
(ありがたいことに、ご賛同してくださったママさんがご自宅で人数分のコピーをしてくれました。)
その結果・・・。
8名に配布して、お会いできた数名に聞いたところこんな結果でした。
・パパがリーフレット読んでた:1名
・リーフレットを頼りに、図書館で借てみた:3名
・借りた結果、ママがバムケロにハマる:1名
・予定外に外で会ったママのカバンからリーフレット出てきた:1名
・買った。ママもハマった:1名
よかった。よかった。1冊かもしれないけど、絵本が売れた。しかもママも気に入ったと言ってくれた。
図書館で推しの絵本を借りてくれた。バムケロのよさに気付いてくれた人がいる。
絵本が売れれば本屋さんがこれからも街に残り続けるし、図書館で貸し出し記録が残ればまた同じ絵本を入れ替えて購入してくれるかもしれない。
なによりも、「家庭に絵本があって、お母さんやお父さんがお子さんに絵本を読んでいる」その光景がなんとも平和そのもので、その輪が広がることで、平和が広がるかもしれない。
Think Globally、 Act Locally
絵本講師として社会に学びを還元していきたいと思います。