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令和6年度 宅建試験【合格点が気になる…】編

宅建の合格点は、考察しても結果が変わる
わけではないのですが、どうしても考察
してしまいます。


1.合格点が気になる…

直近の合格点を見てみます。

令和5年度試験の合格点は36点、
令和4年度は36点、
令和3年度と、令和2年度は、
年2回試験があり、34点~38点。

令和元年度は35点、
平成30年度は37点、
平成29年度は35点、

コロナ禍(令和3年度、2年度)を除いて
考えるとするなら、35点~37点を合格点に
したいというのが一般財団法人不動産適正
取引推進機構の狙いなのかなと推測します。

次に、合格率を見てみます。

令和5年度:17.2%
令和4年度:17.0%
令和3年度(12月):15.6%
令和3年度(10月):17.9%
令和2年度(12月):13.1%
令和2年度(10月):17.6%
令和元年度:17.0%
平成30年度:15.6%
平成29年度:15.6%

令和3年度(12月)と令和2年度(12月)は、
受験者数が3万人前後となっており、
平時の試験よりも受験者数がかなり少ない
ので、あまり気にするデータではないと
思います。

*平時は20万人以上が受験


2.上位40,000人に入れるかどうか…

さらにここから、令和の5年間だけに
絞ってみると、合格率は17.0%~17.9%
間に収まっていることが分かります。

合格点には若干のばらつきがあるように
感じますが、合格率から見てみると、
少なくとも直近5年間の宅建試験では、
合格点を一定に保とうとする意図ではなく、
合格率を一定に保ちたい、という意図の
方が強いのではないかと思います。

また、合格率は「受験者数÷合格者数」です。

申込者数ではないですし、
平均点も関係ありません。

合格者の人数から考えてみます。

令和5年度試験のデータでは、
受験者数:233,276人
合格者数:40,025人
合格点:36点
合格率:17.2%
ここから、合格するには上位40,025人以内
入らなければならないことが分かります。

令和4年度なら38525人以内、
令和3年度(10月)なら37579人以内に
入る必要がありました。

令和6年度の受験者数は24万人超らしいので、
上位40,000人に入れるかどうかが合否の
分かれ目になりそうです。

行政書士試験においても、2カ月半の
「記述の結果待ち」という期間があります。

宅建は1カ月だけなので、まだマシだと
思えるはずなのですが、気持ちは
なかなか落ち着かないですね。






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