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行政書士試験・宅建試験 「1,000時間未満で不合格」は普通 #223

行政書士試験も宅建試験も数百時間勉強
したのに不合格だった、という意見も
いくつか見かけましたが、ごくごく普通の
ことです。


1.令和7年度宅建試験は25万人受験!?


令和6年度の行政書士試験の結果は、
来年1月末になるまでは分かりませんが、
合格率は例年通りなら10~14%になり、
受験者47,785人のうち約40,000人が
不合格になり、再受験するか、断念
するかの選択をすることになります。

一方の令和6年度の宅建試験の結果は
既に出ていて、受験者241,436人のうち、
196,444人の不合格が決まり、再受験
するか、断念するかの選択を迫られて
いる形です。

この2つの試験は、受験者数が多いことも
あり、YouTubeを中心に有料・無料の
動画が数多く出されています。

そこでは、
「○○ヵ月で合格」という、
魅力的な言葉が躍っています。

この言葉はYouTubeに限らず、有名・
無名の資格予備校のパンフレットにも
大きな文字で掲載されています。

行政書士試験に3度失敗している
自分からすると、
「デキる人で○○ヵ月かかるなら、
 自分なら△△ヵ月かかりそう」

という見方をするようにしています。

行政書士試験で言うと、勉強時間は
600~1,000時間と言われているにも
かかわらず、2,000時間かかっている
ので、2~3倍はかかる(どちらかというと
3倍寄り)計算です。

宅建試験の場合、300~500時間と
言われていますが、私の勉強時間は
200時間でした。

これは、宅建試験の権利関係(民法)の
ところが、行政書士試験(民法)の内容を
そのまま使えるので、勉強時間をかなり
削減できたことが要因でした。


2.宅建試験で難しいのは権利関係(民法)のみ

宅建試験で、全50問中10問しか出題がない
権利関係(民法)ですが、極論をするなら、
宅建試験で難しいのは権利関係(民法)のみ
です。

「法律初学者なら…」
「法律知識がある程度あるなら…」

受験生の前提条件によって、権利関係
(民法)の勉強時間(期間)には大きな差が
出ます。

法律初学者なら200時間勉強しても、
10問中5問取ることでできるかどうかが
微妙なラインだと思います。
(おそらく取れない!?)

200時間で5問取れるなら、令和6年度の
試験で「権利関係難しい」というsnsの
投稿には、繋がっていかないと思います。

それを理解したうえで、

「○○ヵ月で合格」

という言葉を額面通り受け取ることなく、
勉強時間(期間)を逆算し、
勉強スケジュールを立てていくことが
必要になります。


3.「1,000時間未満で不合格」は普通

冒頭に、「行政書士試験も宅建試験も
数百時間勉強したのに不合格は普通」

のことだと書きました。

合格している人は、もっと勉強時間を
かけている、あるいは、要領が良い人です。

私は、要領があまりよくなかったので、
時間を費やすことでカバーした形でした。

どこか、仕事と似ているなと感じます。

仕事をパパっと終えられるか、残業して
終わらせるかの違い、要領が良いと短い
時間で済むし、要領が悪いと長時間
かかる、というだけの話です。

それを自分で自分のことをどのくらい
客観的に見ることができているか、
これによって勉強スケジュールの組み
立てと、実践と結果をリンクさせていく
ことができるのかという事なのかなと
思います。

「○○ヵ月で合格」という、自分以外の
要領の良い人を基準とした勉強時間(期間)に
合わせて、勉強スケジュールを立て、毎日
勉強し、試験を受けても結果は出ないと
思います。

逆を言えば、これで結果が出続けるので
あれば、司法書士資格あたりまでは、
スーッとつまづくことなく取得できる
のではないかと思います。

いわゆるデキる人です。

そうでないのであれば、
「○○ヵ月で合格」の3倍くらいは
最低でも勉強時間(期間)を確保
する
必要があると思います。

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