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R7.行政書士試験合格へ 【軽い気持ちで資格勉強を始める】#239
新しい年になり、早くも1か月以上経ちましたが、行政書士試験の勉強を始めるのは良い時期なのかなと思います。
本試験は11月にありますが、多くの人にとって、残り約9カ月間で合格するのは難しい試験なので、
「今年は落ちても仕方がない」
という軽い気持ちで始めることができるからです。
1.まずは、気軽に勉強してみる!
実際に勉強を始めてみると、11月までは、あっという間です。
法律初学者の方や、長期間、法律から離れていた方にとっては、
「あの科目は、まだ手が付けられていない」
「まだ、肢別を○○周しかしていない」
「模試で180点を超えたことが1度もない」
このような状態に、どうしてもなってしまいます。
私の行政書士試験受験生1年目は、1月から勉強を始め、約10ヵ月間ちょっとで300時間の勉強時間だったのですが、地方自治法には、全く手が付けられない状態で本試験に臨みました。
『地方自治法は憲法の地方版』
という、意味不明な解釈で臨みましたが、結果は132点で不合格。
仮に、地方自治法の全5問をすべて正解していても不合格だったので、明らかな勉強不足でした。
このときは、五肢択一の問題集と参考書の計2冊のみで、本試験に挑むという形でした。
FP2級技能検定であれば、この形でも十分戦えるのですが、行政書士試験ではなかなか難しい。
私が師事していた「ゆーき大学」では、
「理解・整理・暗記」
という考え方を何度も何度も言われるのですが、1年目、2年目の受験生時代には、これが全くできていませんでした。
特に、「暗記」が1番大変です。
軽い気持ちで勉強を始めるも、1度あるいは2度落ちると、行政書士試験難しいな、という気持ちよりも、自分に対してがっかりするようになります。
これって結構しんどいことです。
日頃、テレビ、ラジオ、本、雑誌などの各メディアでは、
「自己肯定感を高めよう」
「自分をもっと褒めよう」
「自分の周りの人にも優しくなろう」
こんな言葉に溢れているのに、自ら進んで自分自身を傷つけに行く行為をする、というのは本当に意味不明な行為です。
結局、3度目の試験でも178点で不合格になったので、
「受かる気がないんじゃないのか」
「時間とお金をひたすら浪費しただけ」
「4度目落ちたら・・・」
合格率10~15%の試験のため、『落ちるのが普通』なのにもかかわらず、『落ちたときの心の準備』は、なかなかできないものだなと今になっては思います。
2.開業後の6カ月間で、40年分の【熱】を上回る!
私が40年間かけて、出会ってきた人たちよりも、行政書士登録後の6ヵ月の間に出会った人たちの【熱量】は、比べ物にならないほど【熱い】です。
「今までいったい自分は何をしてきたんだろう」と回顧している時間がもったいないくらい、開業後は充実し過ぎています。
気軽に勉強を始めて、いつの間にか、「絶対に合格したい」と思うほど、合格したい気持ちが強くなり、「これだけやったんだから、今年の自分は必ず受かる」という所まで持っていけると、合格することができます。
それが300時間くらいですむ人もいれば、私のように2,000時間かけて合格するような人もいます。
そんな理不尽な行政書士試験の勉強を、是非、気軽に始めて欲しいなと思います。
まずは、行動!