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行政書士試験と社労士試験の難易度について考える #03

行政書士試験では、勉強時間1,000時間
未満で合格された方をSNSを中心によく
見かけますが、社労士試験では、勉強時間
1,000時間未満で合格された方はあまり
見かけません。


1.社労士試験は行政書士試験の2倍難しい?


社労士試験の合格率が「5~7%」
だからと言って、行政書士試験の
2倍難しいのかどうかは、微妙な感じが
しています。

資格試験を受けるときには、「難易度」が
どのくらいなのかが気になるところです。

前回の記事にも書きましたが、総勉強
時間や勉強スケジュールに大きな影響を
与えるためです。

自分自身が受験したことのない資格に
ついて、難易度を述べるのは、いささか
難しいのですが、この1年間で、
行政書士試験、FP3級試験、FP2級試験、
宅建試験を受けてみて感じたのは、

『合格率と難易度は比例している』

ということです。

これは、

勉強時間とも比例する」

ということを表しています。


2.行政書士試験は宅建の2倍以上難しい…

FP3級の合格率:80~90%、
FP2級の合格率:40~60%、
宅建の合格率 :15~17%、
行政書士試験の合格率:10~14%…

FP3級の勉強時間:60時間、
FP2級の勉強時間:90時間、
宅建の勉強時間 :200時間、
行政書士試験の勉強時間:2,000時間…

一見、勉強時間は比例していないように
見えますが、FP2級は、3級の知識を
そのまま活かせるので、実質は
150時間の勉強時間だと言えます。

宅建は、多くの受験生の方が苦手に
している「権利関係」の民法約10問分を
行政書士試験において既に学習済みだった
ため、新たに学習する必要がありません
でした。

*宅建はまだ不合格の可能性もあるので、
 微妙なところですが・・・

「権利関係」の民法は、勉強時間を
300時間(もっと?)は、最低でもかけないと
点数を取ることが難しいので、実質の
宅建の勉強時間は、500時間超えだと
言えると思います。

行政書士試験の2,000時間というのは、
4年間の総勉強時間です。

1年目:300時間、
2年目:500時間、
3年目:600時間、
4年目:600時間・・・

つまり、3年目と4年目の総勉強時間は
1,200時間といった数字になります。

つまり、
FP2級 :150時間
宅建  :500時間
行政書士:1,200時間
になります。

こうしてみると、
宅建はFP2級よりも3倍以上難しく、
行政書士は宅建よりも2倍以上難しい、
と言えるのかなと思います。


3.2,400時間はちょっと…


本題の社労士試験ですが、合格率だけを
単純に行政書士試験と比較し、勉強時間を
算出すると、私が社労士試験に合格する
には、

「2,400時間の勉強が必要」

となります。

これは、ちょっと頑張るくらいでは
受からないので、やる気が上がりません。

また、大手予備校の勉強時間目安では、
行政書士試験よりも2割ほど勉強時間が
多い程度になっています。

そのため、

「1,500時間を1つの目安」

にして勉強スケジュールを立てる形で
やってみようと思っています。

資格試験を受験し、1度、成功体験を
積むと、自分の中で、勉強の流れが
掴めるようになります。

その良い流れをそのまま活かし、
これからに繋げていきたいと思います。


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