#181 行政書士試験合格へ 記述暗記ノート【民法・債権⑥(保証債務Ⅱ)】編
行政書士試験は、
「択一のみで180点を取る」
という考え方で勉強を進める事が大切です。
1.出題頻度の少ない所からの記述の出題…
平成18年度行政書士試験の記述(民法)
では、売買の「手付」が出題されました。
【問題】
解約手付を交付している売買契約において、
買主が売買契約を解除するための要件とは?
【解答】
民法557条の通り。
売主が解約手付を交付した売買契約を
解除したい場合、
「相手方が契約の履行に着手する前に、
倍額を現実に提供」することが
要件になります。
2.記述予想は当たらない…
平成18年度に記述として出題される
以前には、出題がなかったようです。
その後も557条からは、1度出題がある
だけで、あまり出題頻度が高いとは
言えない所になります。
このような、大事なところと言うわりに、
Aランクになっていたり、出題頻度が
少なかったりすると、「?」と思う
ことはよくあります。
各予備校が総合的に判断して、Aランクに
しているはずなので、そこはあまり疑っても
しょうがないのかなと割り切る必要があります。
考えられることとしては、司法書士試験や
予備試験では論点となっていることが
多かったり、各種公務員試験で出題頻度が
高いという場合がありえます。
そのため、受験生が思う、
「記述はココが出そう、ココは出ない」
という予想は、予備校の考える予想に劣る、
と考えるべきです。
行政書士試験合格者によるSNS動画なども
参考程度にしておくのがベターだと思います。
覚える量が増えるだけです。
本試験3時間の試験の際には、自分以外誰も
助けてはくれないし、他人の予想を信じて、
はずれても、どうしようもありません。
3.「択一のみで180点」
そもそも、記述にあまり期待してはいけない
という大前提があります。
行政書士試験の基本の勉強は、やはり
「択一のみで180点」です。
この方法で勉強を続けて、結果的に
「択一のみで170点台+記述で10点」
になるという形が理想的だと思います。
択一のみで160点台しか取れないから
記述で20点取る必要がある、という
状態の受験生も数多くおられると
思いますが、そもそもそれは勉強不足
ということになるのだと思います。
ただ、そんな状態でも
「記述で20点取りたい」
という方の力になれたらという思いが
私にはあるので、記述の過去問分析に
ついて毎日のように書いているのかな
と思います。