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障がいについて知る【「普通」は「普通」ではない 編】#10

今までの「普通」は、「普通」では
なかったということを実感している
毎日です。


1.「ハンドブックの策定」は画期的!


前回の記事(#09)に引き続き、
『だれもが安心して生活できる空間の
デザイン~当事者参画を学ぶin松山~』
について。

令和6年6月に
「地域で自立して居住することを目指して
-障害者の居住にも対応した
住宅の設計ハンドブック-」
が策定されたことは、画期的なこと
とのことでした。

まず、「ハンドブックの策定」から
スタートし、建築業者、不動産賃貸業者への
周知を進めていくことが大切とのこと。

法整備による義務付けなどは、今後の
動き次第になるのかなという印象でした。


2.「障がい」に興味を持ってもらうには…

セミナーでは、1970年代・1980年代の
アメリカとヨーロッパの障がい者の方
用の住まいが紹介されましたが、
そのころから台所がシステムキッチンの
ようになっていたり、車いすの方が
動きやすい工夫がされていました。

一方の、同時期における日本の写真には、
何の工夫もされていない様子が映し出され、
1980年代に入り、ようやく関東の数カ所の
公団住宅においてリフトが取り付けられて
いる写真が紹介されました。

何より、日本では1970年ごろと2024年の
今とで50年という年月が経っても、人々の
意識が何も変わっていないことが、
それぞれのパネラーの方のお話からも
窺い知ることができました。

今の現状を少しでも変えようとしなければ、
今後50年経っても、人々の意識が変わらない
だろうと思うとゾッとします。


3.「普通」とは…


私は数か月前まで、「障がい」や
「障がい者」の方に対して、正面から
向き合ったことはありませんでした。

今でも自分から「知りたい」と思い、
行動し、たくさんの知らなかったことを
知り、(無意識であったとしても)目を背けて
いたことに向き合っている状態です。

今までの「普通」がすべてひっくり返る
ような体験を毎日している感じです。

それでも自分に出来る範囲のことを
少しずつ広げていければなと思います。

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