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#07 障がいについて知る【外部障がい・内部障がい編】
先日の障がいに関するタウンミーティングに
おいて、車いす利用時の不便さについて
多くの意見が出ていたので、車いす利用者の
現状を調べてみることにしたのですが、
初めて聞く単語が出てきたので、そちらに
ついて、書いてみたいと思います。
1.「外部障がい」「内部障がい」・・・
国土交通省の総合政策局安心生活政策課が
令和2年10月に公表しているデータが
ありましたので、そのデータを見て
いきたいと思います。
まず、「身体障害者数の推移」には、
身体障害者の総数は、
H21からH30でほぼ横ばい、
内部障害者数は、
H21からH30で約14.3%増加と書かれています。
(出典:プレゼンテーションタイトル)
・・・内部障がい?
また、知らない単語が出てきました。
身体障がいには、外部障がいと内部障がいの
2つがある、ということです。
外部障がいは、視覚障害、聴覚・平衡機能、
音声・言語・そしゃく機能障がい、肢体
不自由が該当します。
内部障害とは、体の内部に障害があることをいいます。
外見からは分からないのですが、疲れやすかったり、トイレに不自由したり、タバコの煙で苦しくなったりするなど、周囲の方の理解と配慮を必要とする障害です。
具体的には、
・心臓機能障害
・腎臓機能障害
・呼吸器機能障害
・肝臓機能障害・膀胱・直腸機能障害
・小腸機能障害
・ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による
免疫機能障害
これらが挙げられます。
つまり、身体障がい者の方であっても、
車いすを利用しているとは限らないし、
外見では身体障がい者かどうかを判断する
ことは出来ないということです。
2.「知りたい」「支えたい」と思っても…
『平成28年生活のしづらさなどに関する
調査(全国在宅障害児・者実態調査)
(厚生労働省)結果より
身体障害者手帳所持者数、年齢階級別』
によると、
・肢体不自由者、内部障害者の半数以上が「70歳以上」
・「70歳以上」の人数をH18→H28で比較すると、肢体不自由では約5.1%、内部障害では約 13.5%増加
このようになっています。
肢体不自由の70歳以上の割合は、
53.8%(平成28年度)。
つまり、肢体不自由の70歳以下の割合が
40%以上あっても、日本全体でみると、
少数派となってしまうことで、その方々の
声が届きにくいという現状があります。
『障害児・者』となっているところは、
障がい児と障がい者を組み合わせた
言葉のようです。
障がいについて調べていると、いつも
知らない単語が出てきて、本来調べようと
していたものに中々辿り着かないことが
往々にしてあります。
ちょっと障害について知りたい、と
思っても、知りたいと思っている情報を
つかみ取ることすら難しい、という現実…
障がいを持っている方を支える側の支援も
なかなか受けにくいという現状…
自分のできることを1つずつ増やして
いきたいと思います。