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178点の行政書士試験結果に、2年経って思うこと #02
私は、4度目の行政書士試験で合格を
しましたが、伸びしろの限界を自分で
決めてはいけないなと感じました。
1.落ちたときのことも一応考えておく…
「資格を取ろう」
こう思った時には、まず資格取得後の
ことを想像するようになります。
「○○月○○日の試験に
落ちたらどうしよう」
この想いを先に抱くということは
まずありません。
「希望」「願い」を持って資格取得に
立ち向かっていくからです。
しかし現実は、なかなか上手くはいかず、
当初思っていた日程通りに物事は進んで
いきません。
次第に、
「この数年間、結果を1つも出していない。
この期間、私は一体何をしていたんだろう」
というよく分からない気持ちを
抱くようになります。
2.連続不合格はツライが…
年1回の試験で不合格が続くと、目標
だった「資格合格」をすることは出来ず、
時間だけが過ぎていき、ただただ年齢
だけを重ねていくことになります。
まだこれが20代であれば、
「若い頃の苦労は買ってでもせよ」
という言葉通り、何度でも気が済むまで
チャレンジすれば良いのではないかと
思います。
ただ、30代後半で不合格を連続で
味わうと、「若い」わけでもないのに、
自ら進んで苦行をしているだけのように
感じてしまいます。
これが、いつか合格することが事前に
わかっているのであれば、いくらでも
耐えることができるのですが、当然、
そういうわけではありません。
そのため、資格試験挑戦から撤退するか
どうかも含めて、今後の生活設計を考える
ようになります。
3.「伸びしろ」がないかどうかは分からない…
私の場合、行政書士試験に2年連続で
不合格となったときには、
「まだ自分には伸びしろがある」
という自覚だけは、なぜか持っていたので、
3度目に挑戦することに悩んだりは
しませんでした。
そして、意を決した3度目の試験では
2点足りず不合格。
「ホント自分って何なんだ」
という気持ちでいっぱいでした。
「記述式の配点16点っておかしくない?」
「いやいや、予備校の無料採点診断では
184点ってなってましたが?」
「また1年間勉強するの?」
「もうやること全部やったけど?」
仕事のお昼休憩の時に車の中で、自分の
受験番号が掲載されておらず、フラッシュ
バックみたいな感じで、1分も経たない間に
色んな気持ちが溢れてきました。
178点で不合格というのは、自分の
『勉強不足』が招いた結果でしかなく、
それ以上でもそれ以下でもありません。
そこからどう行動するのか・・・
やることは全部やった、とそのときは
思っていても本当にやるべきことは
まだまだたくさんあり、実際に点数も
178点→220点超に上がり、合格することが
出来ました。
自分で自分の限界を決めてはいけないな、
と思うと同時に、生きるのをやめるか
どうかの選択を迫られても、もう少し
考える余地はあるのかなとも思いました。