和歌山(下津きょうだいみかん山)訪問レポ【中編(2日目)】
R5年7月29日(土)~31日(月)に、「えひめ農業遺産でなんかしようや!の会」(以下、なんしょや会)のメンバーで、和歌山のみかん山を訪ねてきました。その様子を【前編(1日目)】【中編(2日目)】【後編(3日目)】の3つに分けてレポートする中の、今回は【中編(2日目)】です!
朝は元気に朝ごはん
朝、7時頃に起きて、朝ごはんの自炊からスタート。
夏の冷や汁、うますぎる。。最高でした。
枯れ枝剪定
2日目の午前中は、「枯れ枝剪定」をお手伝いしました。
農薬をできるだけ省いて栽培する「省農薬ミカン」の栽培過程では、枯れ枝が発生することもしばしば。日々の木のメンテナンスは、欠かせない作業だそうです。
茶色く枯れている枝を、ハサミを使って一つ一つ手作業で切り落としていきます。
1時間ほど作業をした後にひと休憩。
下津で収穫したみかんを使った「果汁100%ストレート」のみかんジュースもいただきました。✨
暑く火照った体に、冷たくて甘酸っぱい味が、沁みわたります。
お昼は、一旦「悟の家」に戻って自炊。庭でお米を炊き、厚切りの豚肉がゴロゴロ入ったカレーと手作りラッシーも完成。おいしくいただきました。
京大農薬ゼミ生のくわだて
昼食後、京大農薬ゼミ生達からこんな”くわだて”を耳にしました。
「R5年11月に京大で開催される大学祭で、全国の各産地の柑橘やストーリーのある柑橘関連商品等を販売・体験・紹介するようなブース出展を企画している」のだとか。
「愛媛だったらあれはどう?!」「あの人に話聞いてみるといいかも!」と話が展開していきます。その後、8月に実際に愛媛を訪れてネタやアイデアを膨らませたゼミ生達。果たしてどんな企画になるのか・・・?学祭が楽しみですね。
和歌山の蔵出しみかん
そして午後は園主の大柿さんに、みかん山をぐるっと案内していただき、下津町で主流の「蔵出しみかん」の「蔵」も見学させていただきました。
愛媛のみかんといえば、収穫後、各農家で選別してすぐに共同選果場に運び、間もなく出荷される、そんな流通の仕組みが印象的ですが、下津の主流はどうやら違うみたい。
「蔵出しみかん」は、収穫後みかんを1~2か月間、土壁でできた蔵で貯蔵し、その後出荷するそうです。そうすると、酸がまろやかになり甘いみかんに変わるのだとか。同じ「柑橘」にも色んな品種、育て方があるものだと、勉強になりました。
今日も今日とて癒しの時間
そして2日目は、1日目とは違う温泉に。せっかくの和歌山遠征、少しでも楽しい思い出を詰め込もう!と考えて動いてくださった皆さんに感謝です。
汗を流しスッキリして悟の家に戻ったら、夜ご飯自炊タイム。この日も担当ゼミ生のレシピ案のもと、スピーディーにご飯が出来上がり、みんなでおいしくいただきました。
この日はおやすみ前に、花火をして夏のひと時を過ごしました。
2日目まとめ
省農薬栽培には欠かせない「枯れ枝剪定」、愛媛みかんとは市場に出るまでの流れが異なる和歌山の「蔵出しみかん」。その土地に根付く柑橘栽培・柑橘産業に触れ、同じ「柑橘」でもその幅の広さを学んだ2日目になりました。
3日目の活動記事はこちら。🔻
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