e発明塾通信(2018年1月15日号)「医療用ロボット」エッジ情報~力覚/操作の簡便さ/検査
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・・・ e発明塾通信(2018年1月15日号)
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こんにちは、「発明塾」塾長の楠浦です。
今回は、過去、本メール講座でご紹介した内容について、関連情報をご紹介します。
年末年始に、昨年11月に行った京都大学での講義についての学生さんのレポートを読ませていただきました。
(毎年、大変楽しみにしているものです)
京都大学「ものつくり講義」学生さんのレポートを拝見しました~新年のご挨拶に代えて
https://edison-univ.blogspot.jp/2018/01/blog-post.html
レポート課題は、ざっくり言うと
・医療分野において
・一件のエッジ情報を選び
・それを突破する「突破発明」を創出してください
というものでした。
講義で
・インテューイティブサージカル社の手術ロボット「ダビンチ」
・エドワードライフサイエンス社の、カテーテルを用いた心臓弁手術法(TAVI/TAVR)
を取り上げた関係で、低侵襲手術やロボットについてのエッジ情報を探してくれた学生さんが多かったようです。
(検索ツールとして GooglePatent を紹介した影響か、多くの学生さんが、特許は初めて読むといいつつも米国特許をしっかり読みこなし、エッジ特許として挙げてくれていました)
また、進化が著しい カテーテル についても、
「産業用ワイヤー」
を製造している日本の企業が、その独自の製造技術を活かして素晴らしい製品を開発し、世界で圧倒的なシェアを持っていることなど、日本のものづくりの技術が、世界中の医師の手技を助け、
また、多くの患者の命を救っていることを紹介しました。
医師の
「微妙な手指の動き」
を伝えるワイヤーが作れる企業は、限られているそうですよ、とお話をしたところ皆さん、大変興味を持たれたようです。
(カテーテルについても、数名の学生さんが、エッジ情報を挙げてくれていました)
私は元々金属材料が専門ですので、熱処理のお話など、もっと踏み込んだお話も差し上げたかったのですが、時間切れでした。
上記は、すでに本メール講義や各種セミナーで度々取り上げているトピックですが、
講義を振り返りながら、改めて、その後弊社/発明塾で調査した関連エッジ情報を追加で紹介します。
(本メール講座に登録してくれている学生さんは、参考にして、さらに自身がレポートに記載したエッジ情報、および、アイデアのその先について、考えてみてください)
講義中、手術ロボットの最新動向紹介のところで
・触覚や力覚
に注目した取り組みが既に行われています、という話をしました。
一部の学生さんは、触覚や力覚に関連するエッジ特許を挙げていました。
私なら例えば、以下を挙げます。
(ロボットシステム WO 2017033378 A1)
https://www.google.com/patents/WO2017033378A1
検出すること自体ではなく、
「どう、リアルに感じさせるか」
に注目した出願です。経緯を見ると、出願人の本気度を感じます。
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