WISHING 07/21/23 今の市中循環ウイルス状況
Seattle Flu Study によれば、呼吸器ウイルスの直近の流行状況は、ライノウイルス33%、パラインフルエンザウイルス4%、エンテロウイルス4%、アデノウイルス25%、季節性コロナウイルス4%、SARS-CoV-2 2% となっており、新型コロナウイルスと呼ばれて2022年末には市中感染ウイルスの26%まで占めるに至ったSARS-CoV-2も、もはや市中流行ウイルスのうちわずかを占めるだけになっている (1179)。現況からすると、日本では、おそらくRSウイルスとエンテロウイルスの比率がずっと多くを占めているものと推測される。
その市中に存在しているSARS-CoV-2の変異型は、100%が今だにオミクロン株のままである(1180)。
もはや人類のほとんどが、そのオミクロン株に対する免疫を獲得してしまっているため、パンデミック終息の目安となる死亡率Case fatality Rate1%をはるかに割り込み、感染者数を数えてもいない国々でさえ0.25~0.6%に至り、我が国ではその10分の1ほどの0.03%という世界が呆れるほどにまで低下している。
2020年、2021年には、UK、US、イタリア、ドイツで、100万人中10〜20人にまで至っていた1日あたり死亡者数も現在では0.00人で、SARS-CoV-2による死者を見るのはきわめて稀な事象となってしまった (1181)。
2022年11月に指摘したように、もはや新型コロナは、少なくともウイルスの市中循環動態からは、ライノウイルスと同じく普通の風邪の一員になったことは疑いようがない。【11/21/22】
こうした長期トレンドの推移を一瞥さえすれば、もはやグラフが反転する可能性は本物のブラックスワンが訪れない限りあり得ないことを否定できる人が果たしているだろうか?
せっかく5類にしたというのに、そんなコロナをいつまでも大袈裟に特別扱いしてヘボな商売のネタにするためなのか、煽り続けているのはどこの誰ですか?詐欺話は直にバレますよ。
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