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理学療法士を捨てたわけ

「なぜ、理学療法士を捨てたのか?」

遡ること19年。
自身のケガを機に志した理学療法士。
期待に胸を膨らませて務め始めた整形外科のリハビリテーション科。

最初は知識や技術を習得するために必死で努力してた。
毎週末勉強会に行ったり、
夜遅くまで文献読んだり、
時に先輩や上司に怒鳴られながら、
理学療法士としてのキャリアを積んだ。

リハビリを通して元気になっていく患者さん。
「ありがとう」
と言われる充実感。
いい仕事だと思う。
それは今でも変わらない。

それが、
いつの間にか慣れてくる。
違和感になる。
疑問になる。

「あれ、
これ本当に患者さんのためなのかな?」

医師の指示のもと、
決められた時間の中で
決められたリハビリを提供する。

時にリハビリを必要としない人にも
時間を割かなければいけない時がある。
思った通りの施術が出来ない時がある。

もっと自分の知識やスキルを役立てる場面がある。
もっと自分を必要としてくれる人はいる。
もっと自分は人の役に立つことができる。

これが、11年勤めた前職を辞めて、
整体師として独立開業した時の想い


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