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上司のパワハラで前職を辞めた私の経験と会社がやるべきこと
兵庫県知事がパワハラ研修を受講するそうだ(まだ決まったわけではなさそうだ)。
『兵庫県の西播磨県民局長だった男性(60)が斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを告発する文書を作成し、懲戒処分を受けた問題で、斎藤氏は26日の定例会見で、県民からの指摘などを踏まえ、ハラスメント研修を受ける意向を示した。』
『文書で指摘された職員へのパワハラ疑惑については、改めて業務上の範囲内との認識を強調した。』
パワハラを行ったとされる者は、自分の行為がパワハラであると認識していないことが多い。
至って普通のこと、業務の一環、指導教育の一環としか思っていない。
私の前職の元上司(部長)もそうだった。私が前職を辞めた最大の理由は、上司のパワハラが原因である(もちろん、独立したかったり、サラリーマンに向いていなかったりしたこともあるが)。
株式会社ワークポートが全国の20代~40代の男女を対象に行った『パワハラ被害の実態についてのアンケート調査』によると、「現在の勤務先(または直近の勤務先)でパワハラを受けたことがあるか」という問いに対し、上位7位の結果は以下の通りである。
受けたことのあるパワハラ…上位7位
1位 「暴言・侮辱(言葉の攻撃)」78.5%
2位 「能力の過小評価・成果を認めない」44.3%
3位 「過剰・過酷な業務の強制」37.2%
4位 「無視・仲間外れ」31.2%
5位 「業務をさせない・与えない」26.6%
6位 「労働者の権利侵害」25.6%
7位 「プライベートの介入」25.2%
※複数回答
私は上位5つすべてのパワハラを前職の上司から受けた。
4位の無視に関しては、隣に座っているのにもかかわらず、3日間全く口をきかないことがザラであった。
また、部長が我々部下に「お先に」の一言も言わずにバッグを持って会社を出ることも普通にあった。
私の退職が決まるや否や、引き継ぎ業務以外はほぼ業務をさせてもらえなかった。
そのため、すでに心ここにない私は堂々とネットを見て遊んでいたが、私が自部署、他部署の同僚から嫌われていなかっただけまだよかった。
部長はほとんどの人から嫌われていたが。
私の前職は全役職員合わせて50人程度の会社であり、異動も見込めなかった。他の部署に異動しても何もできない(経理や営業もしたことがないため)。
どちらかが辞めない限り、この関係が続くと思うと、さすがにしんどかった。
もはや対話解決は無理なレベルだったし、かといって○り合いで解決できるものではない(ボ○○コにし○いて辞めたろかと思ったけど、そこはまぁ・・・)。
パワハラは、研修の内容にもよるが、パワハラをする人の環境や価値観が大きく影響しているため、それを変えない限り根本的には治らないと思う。
受講してしばらくは学んだことを守るかもしれないが、徐々に忘れていくものだ。
環境は変えたり直したりできても、価値観は大きな出来事が身の回りに起きない限り、なかなか変えられない。
会社(組織)によっては昇格試験があると思うが、ぜひ筆記試験や面接でパワハラ(ハラスメント全体)についての試験を導入してほしい。
もしすでに導入しているのであれば、それを他の試験よりも重視してほしい。
パワハラ(ハラスメント)の認識がないような者を昇格させないためにも、ぜひ取り組んでほしい。