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エスカレーターは歩くものではない

エスカレーターの片側をあける習慣って、いつからあったのだろうか。
関東だと、急ぐ人のために(?)歩けるよう、エスカレーターの右側を歩けるように開けておくみたいなのがマナー(?)になってます。。。

関西は逆です。

左をあけるのは関西だけらしい?

そういえば、新大阪駅で新幹線を降りると、たまに関東式(?)でエスカレーターを降りていくのを見かけ、自分もそれに合わせてました。
これって、新幹線を降りてそのエスカレーターで降りる集団が、たまたま関西以外の人が多くて、揃いも揃って右側を開けて乗っていたのかも知れませんな。

また、右側に立つのがほとんどが関西だけっていう調査もあります。
しかし、京都では左側に立つ方が多いとか。

全国で唯一「右立ち」が多数派だったのが関西で57.7%を占めている。ただし関西でも京都だけは、「左立ち:35.3%、右立ち:25.5%」とやや左立ち派が優勢。これは京都には国内外の観光客が多く訪れるため、首都圏と同じルールが一部に定着しているのでは、というのが定説となっているようだ。
(「エスカレーター並ぶのは「右、左?」地域に差 「歩かず2列並び」は浸透するのか?」2019年12月28日 オリコンニュース)

あー、確かに京都市営地下鉄の駅ではそうだったかもしれないなと、思い返しました。

エスカレーターは歩く前提で造られていない

ぼくが住む埼玉県では、全国初の条例が施行されます。

埼玉県では、エスカレーターを利用する際に、歩かず立ち止まることを求める全国初の条例が3月の議会で成立し、10月1日から施行される。
                 (9/27(月) FNNプライムオンライン)

電車から降りてエスカレーターに向かうと、大きい駅なんかだと左側に大行列が出来て、右側は上に向かってエスカレーターを階段のごとく歩いて行く人たちの列が流れていきます。

ぼくはもうかなり前から、エスカレーターは歩かず、左側に乗ってます。
思うんですが、なんで急ぐ人のために、そこまで気を遣わなければならないのか。
そんなに急ぐんだったら階段で行けばいいのに。

本来、エスカレーターって歩くことを前提に造られていないものです。
歩くと、エスカレーターが危険を察知して急停止することもあります。
そうなるとどうなるか。
急停止した衝撃で乗っている人が倒れる、もし長い列になっていたら将棋倒しになるかもしれない。

今回の条例には罰則はないようですが、もうちょっと厳しくしてもいいんじゃないかと思うんだけど、歩いたかどうかの判断でもめそうなので、難しいか・・・

動く歩道もダメ!?

今回の条例、実は動く歩道も対象なんだそうです。
(「埼玉県エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例」の第1条に記載あり)
動く歩道は、エスカレーターよりも「歩く」ためのものっていうふうに思ってる人も多いのではないでしょうか。
羽田空港にもたくさんの動く歩道がありますが、あれは本来歩くものではない・・・

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すみません、ワタクシ、あれは歩いておりました。。。
保安検査場から遠い搭乗口に向かうときなど、特に時間短縮に役立っておりました。
動く歩道は歩いちゃダメなら、やっぱり横にある普通の通路を歩いた方が早いってことですね。

速いエスカレーターもある

最近では、急いでる人にも考慮してか、少し速度が速いエスカレーターもあります。
そのひとつが、東急東横線・東京メトロ副都心線の渋谷駅のホームから改札階に向かうエスカレーターです。
ぼくはその速いエスカレーターに乗ったのが、渋谷駅が初めてでして。
あれはいいな、って思いました。
同じホームに2台あるんだったら、1台は速めなエスカレーターにしておく。このほうが誰にでもうれしいんじゃないでしょうか。

エスカレーターは歩くものではありません。急ぐためのアイテムでもありません。
時間には余裕を持って行動し、エスカレーターを歩かなくてもいいように心がけたいものですね。

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