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24.03中州潜入調査報告~刈られにいくなら中州~

『刈りに~ゆくなら~~天神~~
 刈られに~ゆくなら~~中州~~』

宿泊先の爺がいきなりこんな歌を歌いだしたもんだから、思わず苦笑いが漏れ出た。
そう、ここは福岡。九州一の繁華街。
うわべでは古着探訪の旅だの、大学時代の後輩に会いに行くだのそれらしい理由を並べたが、初の福岡ときたら、色町研究に片足を突っ込んでいる以上、潜入調査を目標とせずにはいられない。

なけなしの貯金を切り崩し、中州へと向かった―――。

中州の歴史

そもそもの中州というエリアだが、
福岡の色町は「新柳町」に歴史の発端を持つ。
私が今回宿泊した「清川」はそのうちに含まれる(と解釈している)。
かつてはその町で栄華を極め、九州といえば長崎・円山、熊本・二本木と共に指折りの色町として名を馳せたそうだが、
ここ「新柳町」は帝国大学建立にあたり、流石に遊郭が隣にあるのは、とのことでその地を離れ、現在の中州エリアに移動したとのことらしい。

以上の歴史もあり、ずいぶん昔に色町の遷都が行われた福岡だが、
新柳町を散策すると、三光園というかつての遺構(今は料亭)もみられるほか、町に散見される「和風スナック」や「小料理」の屋号は、かつてのそれだったのかと想像を膨らめていた。
今回は大学時代の友人を連れて、の宿泊であったため、深くは入り込めず。
次回この町を訪れたときにはゆっくりと回りたい。

さて、本題の中州へと話題は移る。
「中州エリア」は日本有数の風俗町。読んで字のごとく「川の中州」に位置するその町は、幹線を境に南北と分かれており、北は飲み屋町、南は完全なる風俗街と相成る。
今でもなお、その規模は日本有数。
しばしば日本三大●●街と語られ、札幌・すすきの、や新宿・歌舞伎町 と肩を並べるようだ。
位置関係としては、博多駅から天神の中間点に位置しているからか、人の往来が多い。
天神は百貨店が立ち並ぶ、いわばナウい町。片側4車線ほどのメイン幹線の横には大きい企業ビルが立ち並び、個人的には大阪を彷彿とさせる町づくりであった。

冒頭にもあった
『刈りに~ゆくなら~~天神~~
 刈られに~ゆくなら~~中州~~』

これの前者が、天神。
今から攻め入る町はそう、刈られにいく町である。
日曜日の朝、金がないとしきりに漏らす友人に対し「適当に時間を潰しておいてくれ。俺は仕事にいくから。」
と無駄に格好つけた一言を残し、スケベ・ストリートへと歩みを速めた。
今まで訪問した風●街調査で過去一番となる強引なキャッチにビビり、思わず「ヤク~ザ泣」と声に出てしまいそうになるが、
ヤクザのお膝元ともいわれるこの町においては冗談でもそんな言葉を発せなかった。

いざ潜入調査へ

今回で3度目となる風●街調査。
先日、気になる社内の女性にあっけなくフられてしまったこともあり、紋々としていた気分をぶつけに歩みを進める。
前回の熊本も、傷心から決行したということもあり、なぜだろうか遠征と色恋沙汰は密接な関係を持っているように思えてならない。

中州といえば「女性のレベルが高い」。
事前に有名サイト””都会の天国””で軽く調べてみたところ、なるほど確かに。
ガッツリ顔出ししているが、今まで渡り歩いてきた●●街のどこよりもレベルが高いという印象を受けた。

そんな中、気になる子を見つけた。
入店して間もないというその子は20歳、私が苦手としてきた「若年層」だ。
今までは「年上のお姉さま」を選んできたが、今までの戦歴を振り返るとあまり相性はよくなかったことを思い出す。
それならば、、、と今回は敢えて、その●●●ちゃんを指名することとした。

さらにここからはこじつけだが、「新人」というワードにも縁があった。
今回、遠征を決めるキッカケとなった熊本の某古着屋は、店名を和訳すると「新入生」となる。
もちろんこれは、アメリカのアイビー・リーグに属する大学の生徒を指している。
””福岡で「新入生」に舌鼓を打ち、熊本でも「新入生」で舌鼓を打つ。””
これもまた一興かな(最悪なおじさんのコメント)。

松下玲緒菜おった

今回潜入した店舗は待合室から一本の廊下が伸びており、
その廊下から幾重にも枝を伸ばす階段を上がるとプレイルームに繋がっている。
待合室から出ると、すぐに●●●ちゃんが待機していた。
フェイスについてだが、流石に盛り盛りな自撮りほどではないものの、かなり可愛い。
写真では「クールビューティー系」であったが「可愛い系」と表現して差し支えないだろう。
芸能人に疎い私だが、数少ない知識から似ている人を例にあげるとすると、
そう、元まねきケチャというアイドルグループの「松下玲緒菜」に似ていた。

『はじめまして。大きい荷物持ってるけど、仕事?』
「そんなところかな、福岡は初めてきたよ」(←開幕初球から大嘘はお控えください)
導入らしい鉄板トークから始めた彼女は、どうやら沖縄出身。
大きい目とハッキリした顔立ちがなるほどなと思わさせられた。
どうやら専門学校への進学を機に福岡で一人暮らしを始めたようで、それまでは飲食などをしており、風●は初めてとのことであった。

早速、身ぐるみを剥がされながら、
『お兄さん優しそうだしかっこいいから、こういうお店来なくてもいいんじゃないの。』
「いやいや。これがなかなかうまく行かなくてね。」
と会話を交わす。
営業トークが板に付いているような気もしており、新入生らしからぬ心持ちだったが、
湯加減のチェックと、お湯張りを忘れていたところを見て、本当に新入生なんだなと思わずニチャスマイルが溢れ出た。

先に風呂、で進めるそうだったが、
湯が張られていなかったため、簡単に身体を洗ってすぐにベッド・インの運びとなった。
何回戦するかと聞かれたが、友人を待たせていることもあり、
トークが楽しみであったことから、1回戦でと答えておいた。

入浴。

プレイは濃厚なkissから始まった。
そういえば、プロフィールには「キスが好きだ」と書かれていたな・・・
そんなことが頭を過りながらも、
初めて舌を絡めあう感覚は何事にも例えがたい感覚であり、
ほどなくして頭へ快楽物質が生成されていることがわかった。

気づくと怒張している私の小さな息子を咥えていただき、フェラーリが始まる。
手際よく、おキャン玉も弄ばれ、思わず声が出る。
ティクビへも攻められ、ホスピタリティの高さを感じる、と冷静に分析しつつも息子は冷静でなかった。

良い感じになってくると、
跨っていただき、騎乗位がはじまる。私が事前に「受け身が多いかな」と伝えていたからであろう。
ただここの騎乗位の相性があまりよくなく、なんともむず痒い感じに。

向こうもそれに気づいたのであろうか、確認が入る。
今までの私はこの手のプーソーで、基本的に受け身が多く、自分から積極的にお願いすることがなかった。
今回はわずかしか持ち合わせていない勇気を振り絞り、
「そしたら次は、正常位で。」と伝えた。

童貞につき、自分から腰を振る経験に浅いのだが、
巡ってきたチャンスを活かすべく、●●●ちゃんとの呼吸を合わせるように、ゆっくり、ゆっくりと腰を動かしていった。

挿入状態もNSということもあり、気持ちが良すぎる。
調子に乗った私は、彼女の耳元で「チューしていい?」と囁いた。
これには福岡県警の出動も待ったなしである。
彼女から許可をもらった私はというと、警察の到着するのを待たずに腰振りのスピードを徐々にテンポ・アップさせていった。

互いに荒くなる息遣い、そして私に今まで経験したことのない快楽が訪れ、その刹那、

到達。

気づくと””到達””している自分が居た―――。
あまりにも早く。

時間を20分はゆうに残してしまったため、
残りの時間はベッドに寝そべり、マンガやアニメが好きだという彼女の好みに合わせた話をした。
かくいう私はトラディショナルなオタクであるため、ロボットアニメを筆頭に、聖典と呼ばれるものは大方通ってきたが、
20歳前後の彼女とは話しが合わないだろう、と若干危惧していた。

そんな予想とは裏腹に『弟の影響で』と恥ずかしそうに喋る彼女は、メンズライクな作品が好きだった。
私も現在の職に就いて以来、社会性を高めるべくアニメ・マンガでも日夜奮闘している。
鬼滅とかいうのも読んだし、ハンターハンターや幽遊白書、
おまけに呪術廻戦とやらも読んでいる。あまり舐めるなよ。

彼女はハンターハンターが好きなようで、私が好きなキャラクターを当てたいと言い出し、ものの見事に「ヒソカ」と言い当てられた。
そんな話をしながらようやく溜まった風呂に入り、自分のおすすめは「ピンポン」というアニメだよ、だとか、
好きな歌手を聞かれ「前川清だ」と伝えたら、知らなかったので、
急激に方向転換し「福山雅治も好きかな」と適当に濁しておいた。

今日は吉原、堀之内~中州、すすきの、ニューヨーク~♪

彼女に福岡の一人暮らしは大変だろう、と聞いている途中で時間終了のコール。
『今日は福岡を観光するの?』と聞かれた私は、
「ううん、今日は熊本の上通りの表敬訪問にいくんだ」と答えておいた。
階段を下り、入口まで見送られつつ、彼女とサヨナラをした。

『どうでしたか?●●●ちゃんは』
可憐な彼女から一転、パーマでイケイケなボーイさんが私の目の前に現れる。
現実に引き戻された気がしたが、
「間違いなく最高の逸材でした。」と笑顔で伝えておいた。
新人割の条件適用のためにレビューを書かされたが、あまりに楽しいひと時であったため高揚し、
コメント内でついつい記念碑を建立してしまったことはお許しいただきたい。(←キモすぎるだろ)

福岡は存外、美人は居ないし、
古着といえばの「大名」エリアも正直シャバすぎる。
だが、この●●●ちゃんに会いにいくためならまた来てもいいなと思えた。

これから熊本の名店に伺うにもかかわらず、頭の中はピンク一色だったのである。
その後合流した後輩に「めちゃくちゃスッキリした顔してますねw」と言われるまで、
そんな自分に気づかなかった。



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