大人ふたりのクリスマスピクニック
メリークリスマス〜です!
今日は、大人2人でクリスマスをテーマにピクニックした日のことと、私が思うピクニックの定義、クリスマスのささやかな過ごし方についてのはなしです。
私が思うピクニック
子供の頃によくしたピクニック。お弁当とお菓子を持って、レジャーシートを敷いて、青空の下ご飯を食べる。家族や友達と、時には学校の行事で。
子供の頃はよくしたピクニックだけど、大人になるとその回数はめっきり少なくなってしまった。きっと、よくてお花見の時期くらいなのだろう。
かくいう私も数年前まではそんな感じだった。
ピクニックをするきっかけになったのは、世界を大きく賑わせた流行り病の時期に、店内で食べるのが(状況によって)憚れるなら、各々好きなお弁当やお店のごはんをテイクアウトして外で食べればいいんじゃない……?という発想からだった。
それからすぐ、都合で自分自身が外食から足が遠のいてしまったこともあり、私の外食の選択肢には(購入したものを外で食べる)ピクニックが加わることになった。
それからというものの、おにぎり屋さんで買ったおにぎりを公園で食べる簡易ピクニックから、可愛く揃えた雑貨でなんちゃってスタイリングする大人の遊びピクニックまでやるようになった。
ピクニックというと用意だなんだと敷居が高く感じてしまうこともあるかもしれないけど、要は食べ物を青空の下で景色を味わいつつ食べたらそれはピクニックと呼べるのではないだろうかと思う。
好きな食べ物を好きなように。おにぎりを作ってもいい、デパ地下でお惣菜を買ってもいい、ケーキ屋やパン屋で甘いものを買ったっていい。
好きな食べ物を携えて、広い空間で自由に話したり、伸びたり、休んだりできる。ピクニックの自由度はうんと高いのだ。
それになんていったって、自然を感じつつ食べるごはんのなんておいしいこと。今ではすっかりピクニックの虜になった。
秋のはじまりを感じつつあった11月の初旬ごろ。友人と2人でクリスマスをテーマにピクニックをしようという話になった。
話した通り、私自身はピクニックが好きで、機会さえあればやりたくて、その楽しさをSNSでも発信していたりするけれど、きっと中には大の大人がピクニックをすることに馴染みがない人も、自然の中で食事をすることを好まない人もいると思う。
だから選択肢のひとつとして提案することはあっても、誰彼構わず「ピクニックしよう」と誘うのは私にだってむずかしい。
けど、この誘いにのってくれた友人とはピクニックをするのは2回目になる。
1回目には特にテーマは設けず、お互い手持ちの雑貨類を持ち寄ってセッティングし、パン屋さんで選んだパンを食べた。
はじめてにしてはなかなか可愛く仕上がっていて、うれしくてたくさん写真を撮った。紅葉がきれいな時期だったので、途中で落ち葉を拾って写真に紛れ込ませてみたりと、季節を味わうこともできた。
クリスマスピクニックをした日のこと
今回はクリスマスが近いこともあって、クリスマスをテーマにピクニックをすることに。
私のひとり言のような(本気のピクニックしたいな〜)という呟きにのってくれた彼女は、ありがたいことに同じ熱量で準備段階から話をしてくれて、大人の本気ピクニックを遂行することに。
密かな夢だった「ポットにお湯を入れていき、外で熱い紅茶を飲む」「紙皿ではなく陶器の器とマグカップで」という願いが叶えられて本当に嬉しかった。
お互い保温が効く水筒にたっぷりのお湯を入れてきて、紅茶やハーブティーなどのティーバッグを持ち寄った。
外にいる間中温かいものを飲むことができて、マグカップから伝わる熱で暖も取れて、一石二鳥。外で温かい飲み物が飲めるってなんて幸せなんだろう。
食べものはサンドイッチがメイン。クリスマスが近いのもあって、私はクリスマス菓子も持ち込んだ。何を持って行こうか、選ぼうか、考えている間も楽しくって、結局イタリアでクリスマスのこの時期によく食べられている「パネトーネ」とクリスマスモチーフのショートブレットを選んだ。
オレンジピールやレーズンが入るとそれだけで”クリスマスの味”と感じるからおもしろい。
今回は季節に合わせた伝統菓子を食べるというそれはそれでツウなことをしたけど、今度機会があったら日本茶と季節を表す練り切りとかで野点もやってみたい。その時はレジャーシートやファブリックじゃなくて、ゴザで……どうですか……ね?!
話したり、写真を撮ったりしていたらあっという間に日暮れの時間。池には青空と真っ赤に染まった木々が反射していて、その綺麗さに思わず言葉を失くしてしまった。
季節を味わえるのもそうだけど、時間の流れを身ひとつで感じることができるのも贅沢だと思う。
何をするわけでもなく、ただ時間の流れを目と肌で感じる。秋の気配を感じながらの一足早いクリスマスピクニックはすごくいい時間だった。今度は野点かな。あとはアフターヌーンティーもいいな。でもスコーンはリベイクしたいから無理かな。
これからも大人の遊びとしての様々なピクニックの形を模索していきたいとと思うので、もしこんなピクニックやったけど楽しかったよ〜みたいなアイデアがあれば聞かせてください🍃
ささやかなクリスマスの楽しみ
話はクリスマスピクニックからクリスマスへ。さて、クリスマスですが、みなさまはどう過ごされますか。
私はなんだか今年は腰が上がらず、ささやかな感じになりそうです。
この数年クリスマスのパッケージのお菓子を調達するのが楽しかったり、飾り付けを買ったり、装飾がされたカフェを探したりとあれほど楽しんでいたのに。肝心のケーキも探してはみたものの、結局予約せず……な感じに。早いうちから予約をしたりと気合がいりますね。
とは言いつつ、今年ははじめてシュトーレンをお迎えしました。いや全然クリスマス味わう気あるじゃんって感じですよね。なんかすみません……。
シュトーレンは自分の分野外だし、初心者には大きさ的にも値段的にもハードルが高いし…と長年縁がなかったのですが、あまりにも好みそうなものを見つけてしまったので今年からは解禁。
少しずつ食べられるケーキが家にあるって最高。クリスマスはどちらかというとホリデーとしての準備期間が好きなので、時間をかけて食べるシュトーレンは私には合っていたよう。
「好みのものはある。実はいくつもある……」ということを知ってしまったので、来年からは大変そうです。もう既に目星をつけているシュトーレンがチラホラ……。守備範囲が広がると収集がつかなくて大変だけどたのしいですね。
実はさらに言うとクリスマスマーケットも行ってきました。いやあなためちゃくちゃクリスマスの恩恵受けてるでしょうとツッコミが入りそうなんですが、どうか許してください。
クリスマスには気が乗らないと言いつつ、ホリデーシーズンはやはり街の様子に釣られて自分も浮き足たってしまうもの。
百貨店のお菓子売り場にクリスマスパッケージのものが溢れたり、街にクリスマスツリーが置かれたり。キラキラしつつ年末が近いことを感じさせるこの期間特有の雰囲気は好きなんですよね。
丸の内のクリスマスマーケットへ
丸の内のクリスマスマーケットは去年に引き続き訪れるのは2回目。規模感は小さめだけど、街の雰囲気もいいし、屋台は大元が知れているお店ばかりで安心感があって、屋台以外の沿道のお店でも様々なテイクアウトメニューがある。
開催期間のはじめごろに行けば、皇居周りの紅葉も楽しめてお得感もある。
いいレストランでディナーだとか、高価なプレゼントを選んだりとかそういうことはしないけれど、私はこのささやかながらもクリスマスの雰囲気をおこぼれで楽しむような12月の過ごし方が好きです。
それぞれのクリスマスがその人の望むようにきらめくように。いろいろな楽しみ方があっていいですよね。
私は最後までクリスマスケーキを予約しなかった代わりに、好きなケーキ屋さんで好きなケーキを買おうと思います。
クリスマスは誕生日以外でケーキをたくさん食べてもいい日という解釈もありますよね(食いしんぼうの個人的解釈)
それでは、みなさま、よいクリスマスになりますよう。そしてまた年末付近にnoteでお会いしましょう〜🎅