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夢:黒い施設

曇天が西日に燃えていた。その下に黒く寂れた施設があった。
手前には広場があり、土と砂利の湿った匂いが立ち込めていた。場面は変わり、私は黒い施設のなかに居た。ダクトを流れる蒸気の轟音が無骨な館内に響き渡っている。空間では何かが動いている。一定の速度で機械的に、重たそうな箱のようなものが、暗いなかで一瞬、鈍くきらめいて奥へと消えていく。あれはどこへ行くのだろうか。


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