DAY16#32/ディグトリオのリスナーのイーゴンです
今日はいつも更新を楽しみにしてるポッドキャスト番組「ディグトリオ」の最新回を聴いたら、番組の最後の曲紹介で私の好きなバンド「ウィノナ・フォーエバー」の曲を流してくれた。
以前私がTwitterかなんかでこのバンドが好きだとSpotifyのリンクを貼っつけてツイートしたら、それを見たディグトリオのメンバーが気に入ってくれたようでね。うれしいですね。しかも、「イーゴンさんっていう人のおすすめで‥」という感じで、私の名前も紹介してくれてちょっとびっくりした。
いつも聴いてるお気に入りの番組の中で、自分の名前が呼ばれて、オススメの曲が流れる。
私はラジオは好きだけど、番組にハガキやメールなどの投書投稿をしたことは一度もないため、こういう経験はあまり無かったので面白かった。
この「ディグトリオ」というポッドキャスト番組は、3人の男たちが、それぞれの関心のあるカルチャーを掘り下げて紹介するトーク番組。
そのディグトリオの3人っていうのは、有名なタレントでも著名な文化人でもなく、新潟の米&苺農家、消防士、トラックドライバーだそうだ。
ちなみに私も偶然いま新潟市に住んでいるので、彼らは自分と同じ街の人たちでもある。
私は彼らのようなエッセンシャルワーカーのブラザー達を心から敬愛している。しかも地元のそれだ。いつもありがとう。
でね、話を戻すとね、この番組のコンテンツの面白さは彼らの職種や職能を応用したものでもネタにしたものでも裏話でもなく、もっと言えば、住んでる場所も職業も年齢すらも関係ない。バックグラウンドには資本力も人的コネクションも情報的優位性も、なんも感じられない。
プラットフォームこそアンカーとかSpotifyを使ってはいるけど、完全にオリジナルでピュアなインディペンデントメディアだと思う。
何に近いかと言うと、今ではほとんど死に絶えてしまったカルチャー雑誌が持っていた「あの何か」を持ってる。アマチュアリズムの熱で着火したコミュニティの種火のようなもの。
「TOKION」というカルチャー雑誌の2007年のいつだったかの号に、フランスのファッション誌「Purple Magazine」の編集長オリヴィエ・ザームのインタビュー記事が載っている。この一説が私はとても好きだ。今でも好きだ。
結局あれから生き残ってる雑誌は個性的で独善的。それを支えているのは、濃いスモールコミュニティ。互助会。
いまポッドキャスト流行ってるけど、いわゆるプロや専門家の講釈かこぼれ話が多い。それらは本業のプロモーション、つまり「広告」だ。ポッドキャストを使った宣伝活動、リーチ獲得、潜在客の囲い込み。別にいい。マーケは悪い事じゃ無い。
ディグトリオも「ポッドキャスト番組」ではあるんだけど、カルチャー雑誌的なスピリットを感じる。あと音質が良い。お馴染みのジングルもサウンドロゴとして抜群に良い。だから好き。終わり。
眠い、
お休みなさい。明日は夏至だ。
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