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vol.3 傘についての話し

今回初めて傘を作ってみました。


きっかけはメチャおしゃれな人がビニール傘を持ってるのを見て幻滅したのが始まりです。

という自分もビニール傘派でした。(笑)


皆さんも想像して見て下さい。メチャお洒落な男性が粋な傘を握りしめているのと、ビニール傘を握りしめているのを。


傘はさしている時より閉じて持っている時に存在感を発揮すると思います。

今回持った時に素敵な細さに特にこだわって作りました。

あの細さを作れるのは日本で一社のみで日本伝統工芸士の林さんによって一点一点丁寧に作成していただきました。


ウンチクを話すときりがないくらいこだわりの詰まった傘なのでサラッと説明しますね。


生地は絹の様な上品な光沢と深い発色を表現した素材を使用してます。特に濃色の黒は、他の傘と比べると黒の深さが全く違います。

一度他社の傘と並べて見て下さい。


ハンドルは2種類展開しました。一つは寒竹です。こちらは高級傘、ステッキなどで使用される比較的メジャーなハンドルです。

もう一つは和桜といって現代の最高の木材と言われる非常に珍しい素材です。更に樹皮が付いたままの状態なので、ハンドルとして使用出来る太さの枝しか使用出来ません。

奇跡的に入手出来たハンドルです。


端折った説明ですが、何はともあれ私が思う所の最強の傘を作りました。


しっかり手入れすれば10年以上は使用出来る傘です。

長く使ってもらう為にまず防水スプレーを表面にかけて下さい。

私の失敗からの注意点ですが、撥水加工がかかっているので防水スプレーが垂れてきます。そのまま乾かすとムラムラになってしまいます。

私はこの失敗をしてしまったので乾いた新品の傘がムラムラになっているのを見た時ショックで固まりました。

幸い再度スプレーしティッシュでムラなく塗りつける事により綺麗に仕上がりました。

皆さんもスプレー後、ティッシュか布でムラなく塗りつけて下さい。

元々撥水加工はかかっていますがさらに綺麗に長く使用していく為に1年に一度くらいのペースで行って頂くと良いと思います。


次に持ち方です。ハンドルの少し下のボディー部分のバランスが取れる箇所をしっかり握りしめて待って下さい。ステッキの様なイメージです。

間違っても杖の様ついて歩くのはやめましょう。


大人と若い子のファッションの違いは細かいとこにこだわっているかどうかだと思います。この話しはまたいつかゆっくりしたいと思ってます。


これだけこだわって作ると私には既にアクセサリーと同じ次元のアイテムです。

最近は傘のおかげで雨の日も少し楽しみになりました。

しっかりこだわった傘を持って雨の日もおしゃれを楽しみましょう。


ではでは


JUN

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