ピアノの練習
電子ピアノを
リビングに持ってきたおかげで、
久々にピアノの練習が
継続的にできている。
電子ピアノだから、
相方が同じ部屋で
動画やSNSをやっていても
ヘッドフォンをつけて
気兼ねなく練習に打ち込める。
私は、
何年かおきに、
ピアノを弾きたい衝動に駆られる。
幼稚園〜中学2年くらいまでは、
ピアノ教室に通ってた。
その後は、
気が向いたら
たまにピアノに触るくらい?
覚えてないけど。
実家に
昭和あるあるのタイプの
黒いピアノがあった。
母方の祖母が、
私が小2くらいの時に
私が発表会で弾いた
”エリーゼのために”を聴いて、
「この子は、きっと音大に行くに違いない!」と、
奮発して買ってくれたもの。
すごく嬉しかったから、
毎日練習を楽しんでたよ。
でも、
事情があって、
うちの家のすぐ南側にアパートが建った。
うちの父方の祖父が建てたのだ。
意地悪爺さんだったのだ。
その後、
いつものように
同じところを
繰り返し、繰り返しで弾きながら
練習するのを
当たり前のようにやってたある日、
アパートの2階の新婚のお姉さんが
窓からこっちを迷惑そうに、
それもほとんど怒った顔でこちらを睨みつけて、
私が気づいたのを確認してから、
バンッ‼️と窓を大袈裟に閉めたのだ。
小学6年生だったけど、
その時、初めて、
「自分のピアノの練習の音は
周りにとっては迷惑になり得る。」と気づいた。
それからは、お姉さんを怒らせないように
遠慮気味に練習をするようになった。
それまでは、
のびのびと好きなように
練習できていたのが、
周りに気を遣って
練習しないといけなくなったのだ。
それもあったし、
ずっと通っていたピアノの先生が
なんらかの事情で
しばらく教えられないからと、
違う先生に教えてもらうようになったけど、
その先生と相性が合わなかったのか
もう忘れたけど、何かが噛み合わず、
私が中学2年くらいの時に
ピアノ教室をやめてしまった。
(ちなみに、
そのお姉さんは、
その数年後に、
病気で若くして
亡くなってしまったらしい。🙏)
実家の昭和の黒ピアノは、
もう何年も調律してなかったし、
そのような
本気の木製ピアノは、
移動するには重すぎて、
買った時に最初に置いた
縁側の隅っこの
定位置から動かすことはなかった。
結婚後、
日本に帰ってからも
自分の家に
持っていくことは、結局しなかった。
そのまま、そのピアノは
実家の全てと共に
解体されたか、
誰かが再利用してくれたか、
それはもう、わからない。
ごめんなさい、ありがとう、ばあちゃん❤️
20年くらい前に、
電子ピアノなら気軽に移動できるし、
ヘッドフォンも使えるからと、
確か7万円ほどで、
近くのショッピングモールの
音楽店から買った。
弾きたい曲があったというのもある。
ベートーベンの月光ソナタ第1楽章、そして悲愴だ。
特に月光ソナタは
とてもゆっくりで静かな感じで、
カラオケでも切ない系、
しっとり系が好きな私は、
月光ソナタの1つ1つの音や、
和音の響きにとても心を動かされる。
それを自分で弾いて、
音に浸りたい!と、思ったから
電子ピアノで早速練習しようとした。
いざ、楽譜を開くと、
10年、いや20年以上ぶりの楽譜読みは、
久しぶりすぎて、読めない⤵️
おまけに、月光ソナタは
シャープがてんこ盛り。
救いは、テンポが遅いから、
遅くしっとり弾いた方が良いのだ。
一生懸命、楽譜を読み、
ドレミを直接
楽譜に書き込み、
(子供の時はドレミを楽譜に書いたことはない)
練習を続けた。
どのぐらい練習したか忘れた。
でも、月光ソナタの最初の1ページくらいは
楽譜を見ながらだけど、弾けるようになった。
悲愴も最初の、
本当に最初の触りだけは
楽譜を見ずに弾けるようになった。
それは20年前の話。
そして、
また、他のことが忙しくなったのか、
事情は忘れたけど、
ピアノの練習からまた離れてしまった。
10年くらい前には
Jack Johnsonにハマっていたので、
彼の曲の中に
ピアノのメロディーがすごくいいのがあったので、
それをしばらく練習していた。
その頃飼っていたネコは、
ピアノの音が大嫌いで、
私が練習すると、思いっきり嫌がって、
鳴いたり部屋をウロウロして
落ち着きがなくなったっけ。
そして、
また、しばらくピアノの練習から離れた。
その間も、
仕事で子供達と戯れることがあるので、
ピアノで童謡を伴奏つけながら、
みんなで歌ったりとか、
簡単なものはちょくちょく弾いていた。
で、
また、最近、ピアノ弾きたい熱が再燃。
やっぱり、
月光をマスターしたい!
今回は、
離れに置いていた電子ピアノを
私が日中のほとんどを過ごす、
リビングに持ってきた。
結果、正解!
ものすごく練習しやすくなった!
なんで、月光のメロディーやハーモニー、
ここで、この音とこの音を奏でるだけで、
奏でられる、この気持ちいい響き、
バイブスはなんなん?
と、同じ箇所を
何度も何度も何度も何度も・・・
と、しつこく練習しても
気持ちいいので、全然苦にならない。
だけど、
相方にとっては、
こんなん同じところの繰り返しの連続、
それも間違いながらの部分もあったりするのを
聞いていたくはないかなと、
相方が部屋にいる時は、ヘッドフォンを使用する。
小学校の時の、
あのお姉さんの睨んだ顔がトラウマだね、まだ💦
例の如く、
楽譜も
上過ぎたり、下過ぎる音符は
あまり読めないけど、
どうにか、ここ1ヶ月、
ほとんど毎日練習したおかげで、
18小節の途中まで、
楽譜を見ないで弾けるようになった。
1ヶ月でそんだけ?
という見方もあるかもだけど、
これだけ、ずっとピアノしてなくて
楽譜もろくに読めないのに、
結構、弾ける方じゃね?と、自分を励ます。
別に急いでいるわけじゃないし、
自分がただ、ベートーベンの音のチョイスに
身をどっぷり浸からせて、
彼のメロディーを弾きたくてたまらないから
弾いているだけなので、
一生かかってもいいから、
いずれは、暗譜で全部弾けるようになったらいいな。
人生はまだまだ続くから、
急がず、じっくりベートーベンの音と
メロディーに浸ること自体を楽しんでいこうと思う♪
いつの日か、
本物のピアノでも弾いてみたいな〜🎶
グランドピアノも久々の久々に弾いてみたいな〜🎶