50歳を目前に、昔の日記を開いてしまった件①
これまでずっと封印し続けていた日記。
ついにお盆に気軽に開いてしまった日記。
・・・ここ最近のキーワード、『内を見る。自分を知る。』
自分の外に答えはない。向きを変えて自分の内側を見なさいと。
私が”キーワード”と呼ぶ、いわゆる自分にとっての宇宙からのメッセージは、本やネットなどで、ふと目に入った言葉で、何度も見かけるものだ。
シンクロニシティが頻繁に起こるときは、何らかのメッセージやサインが隠されていると考えられていて、その中に同じ言葉を何度も見たり聞いたりなども含む。
「そうか、内側に何があるかしっかりみてやろう!」と、キーワードがきっかけになったからか、コロナ渦で趣味の3ヶ月に一度の旅行が、最近ずっとできてないからか、外ではなく自分の内を見やすくなっていたのだろう。
封印を解いて、ついに開いてしまった。
日記は小6から30代くらいまで書いていた。(自分の中では20代前半までくらいかと思ったが、今回、結構長く書いていたことが判明)
それらの日記は膨大な量、何冊ものノートを、結構大きな段ボール箱に入れて屋根裏に保管していた。結婚してから4回の引っ越しの時も、必ず大事に連れてまわってた。
これらの日記は、ずっと開く気にならなかったというか、自分の過去について詳しく知りたいとは、今までちっとも思ったことがなかった。なんとなく日記は老後にまとめて読むつもりだった。
封印を解いて、最初に開いた部分は、一番、青春!していた高2のクリスマス・イブ。あの日から全てが変わった。
アイツと出会ったのだ。
出会ってしまったのだ。
私にとっては、一番人生の大事なページの始まりでもある。
そして今回の50歳目前の『心の中の大騒動』の始まりでもあった。
開いてしまったパンドラの箱はもう閉じることはできない?!
高校時代はあまりいい印象がなかった。
ぼんやりとメインの思い出だけが頭の中になんとなく残っている程度で、同窓会のお誘い葉書が来ても「同窓会なんて興味ない」と何年も無視していた。
今年の夏前に来た同窓会の葉書もそうして捨てていた。
でも、日記を読むと今でも面白い、切ない、胸がキュンキュン!する。
実は、私の高校時代、そして結婚前までは充実した青春時代だった!いい青春送ってたじゃない!
すごく大切な思い出だと、今になって自分の青春の日々が、実はとても大切なキラキラした宝物だったことに気づいた。
そして日記を久々に読んで、どんなに嬉しくてたまらなかった出来事達のほとんどをキレイさっぱり忘れていることに驚いた。
それだけじゃない、いろんなことをキレイに忘れている。
記憶喪失!?と思うくらい、忘れていることの方が多い。
日記に書いたから安心して、「もうこれは忘れていい」と思っている自分もずっといた。だから今でも「子供の頃のことはあまり覚えていない」が口癖だ。
でもでも、大事なことや、「これは忘れないでしょう!」というような、とんでもないことも忘れている。頭の中のどこかに残っているのだろうか?
そんなに大事なことでもそんなにキレイに忘れているってことは、そこまで大事なことでもなかったのだろうかと思う。
どこかに脳の記憶の再生ボタンがあって、それを押して、押して、押しまくって失くした記憶の詳細をもう一度見たい!と切望してもどうにもならない。
見れたとしても、純粋に思い出に浸って自分一人の娯楽で終わるだろうけど。
自分が生きた人生なのに、後から振り返るとこんなにもスカスカに記憶に穴が空いていることに、本当にビックリした。そして、とても残念。
歳を取れば取るほど、毎日がたくさん積み重なっていき、色んなことが起こって、色んなことして、色んな人と会って、色んな話をして・・・と、相当な量の記憶が毎日、毎日、雪だるま式に増えていく。それらをいちいち覚えていたら脳がパンクしちゃうもんね。
ある説では、どんな記憶も忘れているようで、実は脳の外にある外付けハードドライブみたいなものにちゃんと記憶されているらしい。そしてスイッチを切り替えることで、自由にそこから記憶を取り出せるとか・・・参考→エネルギー場から情報を取り出す方法
結婚前の自由奔放な私自身を抑え抑えて、蓋をぴっちり閉めて結婚して大人の世界に飛び込んで行った私。
この25年間、良い妻になろう、いい家庭を作ろうと、夫と人生を楽しむことに一生懸命だった。
夫と始めた、ちっちゃな事業を軌道に乗せて2人の生活を守ることで頭が一杯だった。
過去のことなんか振り返って、浸って、「昔はよかった」なんて言う人が、つい最近まで理解できなかった。
高2のクリスマス・イブに出会ったアイツとの数年の日々が、こうして日記という記憶媒体のおかげで、頭の中の劇場で再生されていく。観客は私1人だけ。
アイツと私の奇妙で不器用で、なんだかんだ言っても、まだ子供なジェットコースターのような青春の日々が、昭和のヒット曲と共に蘇っていく・・・(続く)
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