続:アニマルシェルターとは?/What is an animal shelter? ~実際にアニマルシェルターの職員の方にインタビューしてきました!~
5 月 22 日に大阪市住之江区にある、おおさかワンニャンセンターに取材&訪問をさせていただきました。 友達と訪問させていただいたのですが、おおさかワンニャンセンターがどのようなことをして いるのか、殺処分についてのお話をお伺いし犬や猫たちがどのような場所でくらしているのかも実際に見させていただきました。
まずおおさかワンニャンセンターでは飼い主が病気になってしまったり引っ越し先がペット不可であったりペットが増えすぎてしまって飼えなくなったなどの理由で引き取られた犬猫 を収容しているそうです。
また収容した犬や猫には、必要に応じてワクチンの接種やしつけなどもしているそうです。 おおさかワンニャンセンターでは譲渡先が見つからなかったり抑留期限がすぎたなどの理由で殺処分はしません。しかし、しつけをしたとしても人と一緒に住むのが困難なほど凶暴な性格の犬や猫、治る見込みのない病気やケガがある場合他の動物にも影響がでてしまう感染症を持っている場合、やむを得ず殺処分するそうです。
また譲渡される予定の猫たちは実際の家に近い環境で暮らしていました。例えばキャットタワーが置かれてあったりなど猫にとっても譲渡先の家にすぐになじめるようにという意図と譲渡を希望する側もどのようなものが家にあったらいいのか分かりやすく理解してもらう意図もあるそうです。
上の表は大阪市での犬の収容と処置数です。収容匹数の総数をみても分かると思うのですが年々減少しています。その理由として動物愛護法の改正で自治体の動物の引取り義務について、一定の条件のもとで「拒否することができる」ようになったことが大きいそうです。また責任をもって「動物を飼う」という考え方が根付いてきたというのも理由のひとつです。また処置匹数の殺処分数をみてください。なんと2匹と大幅減少していることがわかると思います。みなさんの意識とおおさかワンニャンセンターの方々のおかげでこのような結果になっていることが わかります。
こちらは大阪市での猫の収容と処置数です。引き取り匹数も処置匹数の総数は年々減少している ことが分かります。しかし犬に比べて殺処分が多いことも分かります。引き取りの内訳にある、飼い主不明の猫については、その多くが母猫とはぐれてしまい自力では生活できない離乳前の子猫で す。哺乳期猫は適切な飼養管理を行なうことが困難なため、殺処分になることが多く、これが犬に 比べて猫の殺処分数が多い理由です。
ーホームページよりー
大阪市では、殺処分数が減少してきていますが、政令市と比較して特に猫の殺処分数が 多く、この対策に引き続き取り組み、殺処分をさらに削減するよう努めてまいります。
また本市では、「犬猫の理由なき殺処分ゼロ」を掲げて、動物愛護に関する様々な事業を実施しており、事業の推進に協力していただける皆様からの寄附金を募集しております。
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