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クワズイモ 『植物の秘密』シリーズ


不食芋 (クワズイモ)


オモダカ目、サトイモ科、クワズイモ属の多年草
で、東南アジアを原産とするもの。ハート型の葉
が特徴的で、観葉植物としても人気がある。


クワズイモの葉は大きく、光沢のある濃い緑色を
しており、ハート形または矢じり形で、長い葉柄
を持ち、葉が大きく広がる様子が存在感もある為
観葉植物としての需要はとても高い。


この植物の『クワズイモ』という名前の由来は
『食べられぬ芋』という意味。サトイモ科なの
にも関わらず、クワズイモの葉や茎、球茎と全草
にシュウ酸カルシウムの結晶が含まれている。

これを摂取すると口や喉に強い刺激と痛みが走る
のである。このため食用には適さず『食わず芋』
と呼ばれるようになったのである。


南国の沖縄や奄美大島を訪れた際に、クワズイモ
は至る所に自生していた。完全な日向を好まずに
樹林の中、半日照の環境に育つ。モンステラ並の
葉の大きさまで育ちながらも葉には穴が空いては
おらず、これは樹林の中を自生場所とする事から
台風の多い沖縄であっても、樹木によって風から
守られる。また、モンステラの様に葉を前傾せず
横風を上手く受け流す様に葉が付いている。


さて、そんなクワズイモの写真であるが、これは
私の最寄りの十三駅のホームから見下ろした空地
に自生していたもの。ちょうど半日照の環境だが
こんな都会のど真ん中にワサワサと生えている。
沖縄だと下から見上げる植物を、十三では真下に
見下ろしての撮影であった。

葉の大きさは沖縄や奄美大島の四分の一程度の
大きさだが、艶々として元気な葉姿である。


私が何枚も撮っていたら、後ろに何人もが並んで
『何だ、何だ、何を撮ってる?』状態で少しだけ
恥ずかしかった私なのである。



和名 不食芋 (クワズイモ)
洋名 ジャイアント エレファント イヤー
   (GIANT ELEPHANT'S EAR)
学名 アロカシア マクロルゾス
   (ALOCASIA MACRORRHIZOS)
分類 オモダカ目、サトイモ科、クワズイモ属
種類 多年生植物
   有毒植物
草丈 1〜5m
開花 春〜秋
毒性 シュウ酸カルシウム
症状 悪心、嘔吐、下痢、麻痺、皮膚炎
原産 東南アジア
言葉 仲直り
撮影 十三駅のホームから下の空き地

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