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喜馬拉耶雪ノ下

喜馬拉耶雪ノ下
(ヒマラヤユキノシタ)


ユキノシタ目、ユキノシタ科、ベルガニア属の
多年生植物となる。


中国の北西部からシベリアの岩場などに自生
する植物で耐寒性に優れた植物となる。開花
の時期は春先となる。


この植物の学名『ベルガニア』は18世紀の
ドイツの植物学者のベルゲン医師の名前から
『クラシフォリア』はラテン語『分厚い葉』
を意味する。写真で見てもその葉の大きさが
分かるだろう。


この分厚く巨大な葉は、光を遮る事から下方
に他の植物が発生するのをシャットアウト。
グランドカバーに適した植物となっている。
この様に大地を独占するグランドカバーに
優れる植物は大別して三種類の植物がある。


①光合成遮断型
今回、紹介している『ベルガニア』の様に
大きな葉っぱで光を遮り、他の植物に光合成
をさせないタイプ。


②地下支配型
地下茎を縦横無尽に走らせてその密度から
土地を地下から完全に支配してしまうタイプ。


③土壌汚染型
自生している周辺に他の植物が育たない成分
を大地に排出させ土壌を自身のみの育成環境
にするタイプ。


植物はものを言わず、ただそこに生えて風に
揺られててのほほんとただ過ごしている様に
見えるがそれぞれが自身の生き残りを掛けて
無言の戦争を絶えず続けている。


この分厚い葉を擦り合わせると、豚の鳴き声
が再現できるらしい。が、人の家の玄関先に
植えられたものでやる訳にはいかない。


いつか、この葉で豚の鳴き声を聞いてみたい
ものである。




和名 喜馬拉耶雪ノ下 (ヒマラヤユキノシタ)
   長葉雪ノ下 (ナガバユキノシタ)
洋名 ヒマラヤン クリーピング サクシフレイグ
   (HIMALAYAN CREEPING  SAXIFRAGE)
学名 ベルガニア クラシフォリア
   (BERGENIA CRASSIFOLIA)
分類 ユキノシタ目、ユキノシタ科、ベルガニア属
種類 多年生植物
草丈 30cm
開花 春
花色 赤、桃、藤
花径 5mm
原産 中国の北西部、シベリア
言葉 順応
   忍耐
   情愛
撮影 京都、兵庫、大阪

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