ABELIA
アベリア (ABELIA)
スイカズラ科、イワツクバネウツギ属の常緑
低木で公園などパブリック施設の花壇などに
良く植えられているもの。
開花時期は、初夏の6月から秋の10月迄と
長い事から虫達の貴重な蜜源として活躍する
植物のひとつである。
日本に渡来してきたのは大正時代末期であり
1970年大阪万博を機に、それ以降の都市
緑化運動が活発化した際にこの植物は病気や
虫などの食害にも強く手間要らずである事や
常緑でかつ景観を損ねないレベルの低木の点
が高く評価され、日本全国の広範囲に広がり
それは今もって残っているものである。
和名の衝羽根(ツクバネ)の名称は、正月に
羽子板で使われる羽根に使われた事に由来。
萼片がシャトルの羽根としての役割をする点
と硬質の黒い実が羽子板に当たる度に小気味
良い音を響かせる事から親しまれ、正月休み
を家族で楽しむひとつの風物詩に加えられた。
最近はあまり見られない遊びとなったものが
海外からの観光客には日本の伝統的な文化の
ひとつとして、羽子板が良きお土産になって
持ち帰られていて、国内での需要そのものを
大きく上回っている。
日本人にとって昔は当たり前にあったものが
今では買われなくなり、それが海外の観光客
には日本伝統のカタチ、和心の美しき文化と
その目に映るのだろう。
和名 衝羽根空木 (ツクバネウツギ)
花衝羽根空木 (ハナツクバネウツギ)
花園衝羽根空木
(ハナゾノツクバネウツギ)
洋名 アベリア (ABELIA)
学名 アベリア グランドフローラ
(ABELIA GRANDFLORA)
アベリア ユニフローラ
(ABELIA UNIFLORA)
アベリア チネンシス
(ABELIA CHINENSIS)
分類 マツムシソウ目、スイカズラ科、
イワツクバネウツギ属
種類 常緑低木
草丈 2m
開花 6〜10月
花色 白、薄桃、桃
原産 中国
言葉 謙遜
強運
撮影 兵庫県川西市
こちらは拾い画像を添付したもの
この実を使って手で掬い上げる様にして上へ放ち
これを落とさない様に競い合ったのが羽子板遊び
の起源となっている。
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