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PUMNAGA


プンナーガ (PUMNAGA)



キントラノオ目、テリハボク科、の常緑高木



樹高は10〜20m程迄になり、日本の南国
では、防潮防風を目的として海岸沿いに植樹
されているとあるが、実際は然程ではない。



和名は照葉木(テリハボク)と呼ばれており
学名『カロフィラム』も同じく『美しい葉』
という意味のギリシャ語からなる。



写真にある丸い実に、ひとつの種が入ってて
ここから抽出できる油分『タマヌオイル』は
肌を若返らせる効果から高値で取引される。
油分が多いこの実は比重が軽くて海に浮く。
日本へは遥々海を渡ってきて沖縄の浜に自生
したものと考えられ、時期は特定できない。



この樹木の根は止血やリウマチに、種オイル
は皮膚疾患の治癒など、民間医療薬にも利用
されるもので、花言葉の『健康』もここから
くるものである。樹皮は殺虫や駆虫剤として
利用できる。



木材もまた頑丈で、建物に使われたりカヌー
をつくる材としても優秀なものである。



タイトルにしたプンナーガ(PUMNAGA)は
サンスクリット語、古代インドの梵語名称で
漢字表記では龍華樹(リュウゲジュ)となる。
これは仏教において重要な樹木となっている。



彌勒菩薩(ミロクボサツ)が釈迦(シャカ)
の滅後、五六億七千万年の未来に、この
リュウゲジュの下で三会(サンエ)の説法
(三回に渡っての説法なので三会という)
を行なうのだという。



この三会の説法が行われるリュウゲジュは、
高さが160km、広さも160kmと巨大
なもので、枝から龍が百の宝を吐き出す様に
純白の宝花を開くのだとも言われている。



いずれにせよ遥かに遠い将来のことであって
ちょっとそれを見るには未来すぎるのである。

弥勒菩薩の横に咲くのが、龍華樹の白花である。
遥か未来に行われる、三会の説法の絵となる。




和名 照葉木 (テリハボク)
   龍華樹 (リュウゲジュ)
洋名 タマヌ (TAMANU)
   フォラハ (FORAHA)
   カマニ (KAMANI)
   ボルネオ マホガニー
   (BORNEO MAHOGANY)
   アレクサンドリア ローレル
   (ALEXANDRIAN LAUREL)
   インディアン ローレル
   (INDIAN LAUREL)
   ビーチ カロフィラム
   (BEACH CALOPHYLLUM)
梵名 プンナーガ (PUMNAGA)
学名 カロフィラム イノフィラム
   (CALOPHYLLUM INOPHYLLUM)
他名 ヤラボ (沖縄県)
   ヤラブ (沖縄県)
   ヤナブ (沖縄県)
   タラブ (沖縄県)
   タマナ (小笠原)
   ドクギ (与論島)
分類 キントラノオ目、テリハボク科、
   テリハボク属、テリハボク種
種類 常緑高木
草丈 10〜20m
開花 7〜8月
花色 白
花径 2〜3cm
花弁 4弁花
原産 マダガスカル、インドネシア、
   インド、オーストラリア
言葉 健康
備考 リンネ『植物の種』記載植物
撮影 沖縄県宮古島

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