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猩々草 その葉色から妖怪の名が付いた植物
猩々草 (ショウジョウソウ)
トウダイグサ科、トウダイグサ属
アメリカ合衆国中部〜アルゼンチンが原産の
多年生草本である。
葉の緑色の一部に朱色が入った特徴ある植物。
侵襲性質はなく、人の手によって植えぬ限り
自力で範囲拡大する能力はない植物であって
花が咲いてなくとも鑑賞性は高い。
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この植物の名の猩々(ショウジョウ)とは
古代中国の架空生物の名で、日本の神能の
演目にも出てきては真っ赤な髪を振り乱す
あの妖怪の物語で、神能の中でも人気ある
演目となっている。
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中国の昔話の中では、この妖怪が出てきて
山中を単身で旅して歩く女性ばかりを襲い
自身の子を女性達に孕ませてしまうという
怖い物語がある。
朱に交われば赤くなる。
まさにこの言葉を表すのは実はこの昔話が
由来の本なのかも知れない。内容が内容な
だけに直接的表現を控えたのかも知れない。
日本語のこの諺の解釈とは、関わる相手に
よって善にも悪にも転ぶ、という解釈の
説明となっているが、そこに交わるの文字
を使うのは私は極端だなとは思っていた、
この昔話からならこの言葉も合点がいく。
さて、この植物に話を戻すと、クリスマス
に飾るポインセチアという植物があるのだが
同じユーフォルビア、トウダイグサの分類と
なっている。
花に近い部分の葉だけが赤く色付く。
もしかしたら、このショウジョウソウこそ
ポインセチアの原型なのかも知れない。
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和名 猩々草 (ショウジョウソウ)
草猩々 (クサショウジョウ)
洋名 ファイア オン ザ マウンテン
(FIRE-ON-THE-MOUNTAIN)
学名 ユーフォルビア ヘターフィラ
(EUPHORBIA HETERPHYLLA)
分類 キントラノオ目、トウダイグサ科、
トウダイグサ属
種類 多年生草本
草丈 30〜90cm
開花 春〜秋
花径 25mm
原産 合衆国中部〜アルゼンチン
渡来 明治時代
言葉 良い仲間
祝福
希望
撮影 勧修寺(カジュウジ)
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