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日本飛七節
日本飛七節 (ニホントビナナフシ)
ナナフシ目、トビナナフシ科、の昆虫。
ナナフシの仲間であり、翅がついた種類。
福井県三方郡の山中にて見つけたもの。
もちろん、こんな擬態に優れた虫などは
一般の虫以上に見つけにくい。
これらのミミックインセクト(擬態昆虫)は
天敵となる虫類や鳥類や爬虫類、両生類から
見つけられにくくする為に、植物の中などに
溶け込んでしまうからである。
これの捕獲方法は捕虫網によるものであって
これはネイチャーリポート若狭の記事に詳細
をまとめている最中である。どんな風にして
この虫を捕獲できたのかはそちらの記事にて
解説を行う予定である。
さてさて、捕獲したこの二本トビナナフシが
自然の中でどんな風にして自身の姿を消して
天敵の目を欺くのかを調べてみようと思う。
私もこんなテストは今回初めての試みである。
この細長い身体である。これは細い草の中へ
とまらせたらどうなるのだろう?その身体と
細長い葉姿からは美しく収まるに違いない。
ワクワクとドキドキする気持ちを抑えながら
そこにとまらせてみた。
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117257442/picture_pc_17150fae814539917f71a58aa9bf3338.png?width=1200)
大きく私の予想を裏切ってくれたのである。
トビナナフシの体重を支えきれずに葉っぱが
中折れしてしまって、ドタバタしている姿が
見てとれる。心なしかトビナナフシの顔には
怒りの表情すらも浮かんでいる。なるほど、
フニャフニャの葉はトビナナフシにとっては
居心地が悪いのがよく分かった。ご機嫌斜め
のトビナナフシを回収する。
さて、次は何の葉っぱにとめてあげようか…
周りを見渡しお手頃の葉っぱが見つかった。
トビナナフシの身体の半分ほどの長さの葉が
放射状に生える山桃(ヤマモモ)と思われる
その葉のド真ん中へととめてあげる。いいね
さっきの細葉より数段に良い結果が得られた。
葉と葉を跨ってはいるが、ドタバタはなくて
すんなりとすっと収まった感がある。先程の
怒りの表情は嘘の様に消えて、今回は完全に
ドヤ顔の表情である。身体は真っ直ぐに伸び
いい塩梅である。いやいやそれでも完璧とは
言い難いものだよ。自信満々だけどもひとつ
の完成度である。
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![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117257668/picture_pc_5a61b792f38bc956b752a40ef0836031.png?width=1200)
えっ、まだやるん?迷惑そうなトビナナフシ
を次なる植物の葉へと配置する。大型の葉の
大崖石榴(オオイタビ)あたりの葉と思う。
これに載せた途端にシンクロした。パチパチ
完璧な擬態である。ここでのドヤ顔は許可!
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117258120/picture_pc_b2533b2c6731f75c08b1c46e77513caa.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117258123/picture_pc_64071b9736d281e3225db7f5a1bf2f44.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117258121/picture_pc_34bbc90c2b5fe8f94c4c90e69b7ef352.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117258125/picture_pc_6d0cca4fbe589a790a3a4495d45f3425.png?width=1200)
最後は葉っぱからはみ出させた撮影もパチリ。
撮影した後はそのまま逃してあげたのである。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117258811/picture_pc_82e2f13ed533f8237b915f4cfad4db95.png?width=1200)
和名 日本飛七節 (ニホントビナナフシ)
日本飛竹節虫 (ニホントビナナフシ)
日本翔七節 (ニホントビナナフシ)
日本翔竹節虫 (ニホントビナナフシ)
洋名 スティック インセクト
(STICK INSECT)
ウォーキング スティック
(WALKING STICK)
学名 ミカディナ フリュクタイノイデス
(MICADINA PHLUCTAINOIDES)
分類 ナナフシ目、トビナナフシ科、
トビナナフシ亜科
種類 ナナフシ
擬態昆虫
全長 オス 38mm前後
メス 50mm前後
出現 7〜11月
食性 幼虫 椚(クヌギ)、栗(クリ)
成虫 椎(シイ)類
分布 本州、四国、九州、沖縄
撮影 福井県三方郡
備考 ネイチャーリポート
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