二郎苺
私は会社の面々と定期的にアクティビティな
活動をしている。これは何年か前からの活動
であったが、コロナ全盛の時にはそれすらも
ままならず、何ヶ月も活動を休止したりして
悶々としていたのである。
身体を動かそう、あるいは陶芸とか創作など
何かしらの経験値アップや健康増進活動など
プラスな事を!という事で1-UP'Sという
チームを結成したのだ。
昨年の冬季より活動を再開して、メンバーは
女性が4人、男性が二人の編成である。
今回は、隊員の女性からの提案でいちご狩り
に行って、その後はハイキングで長距離歩き
最後の締めは三井アウトレットでの買い物と
いうもの。
今回のターゲットは二郎苺 (ニロウイチゴ)
なる兵庫県のブランド苺である。
50分、一本勝負。
料金は2100円。
ハサミと容器(豆腐を入れるみたいなヤツ)
ハウスを管理しているのはオバチャン。
『はい、行っていいよ』
オバチャンの声、闘いのゴングが鳴った。
一斉にハウスの中に雪崩れ込んでイチゴ狩開始!
私はイチゴ狩だけど、植物観察と写真撮影を
するつもりだったので、先ずは写真を撮る。
最初はイチゴの花である。
イチゴの種と同じ大きさと形をしているオシベ
いや、色も似ているかもである。
イチゴの花ってこんなに可愛かったのだね。
辺りには甘いイチゴの香りが漂ってうっとり。
さあ、イチゴの実がなるのにもうひとつ大切な
ものは何か!そうミツバチ君である。
イチゴを育成しているハウスの中には養蜂の箱が
設置されてて、働き者のハチが辺りを飛び回る。
とっても可愛いミツバチたち、総てメスで構成を
されている勤勉な集団である。
アリ、アシナガバチ、スズメバチ、シロアリ等の
コロニー形成をする社会性をもつこれらの虫達は
女王の世代交代のシーズンまでは、集団の中には
オスは一匹も存在せずに、統制のとれた女社会で
あるのだ。ハチ類の場合は女王だけ産卵管を持ち
他の働きバチが持つ攻撃用の針は産卵管が武器に
置き換わったものなのである。
可愛いなあ、せっせこせっせこと働いて蜜を集めて
イチゴを受粉させている。
昔、ある女の子が虫は大嫌いだからこの世から全部いなくなればいいのに、なんて言ってたけど、もし
虫が全て居なくなれば、我々人類も居なくなる。
虫による受粉が損なわれれば、種も、実も成らず
野菜も果物も死滅する。残るのは胞子系の植物と
茸類だけは残るかも知れない。米国で大量の蜜蜂
が死んだ年があって、その時にはあらゆる食物が
高騰したニュースが連日流れたものである。
さて、収穫物はどんなだったかである。ミツバチ
さん達、本当にありがとう。いっぱいのイチゴが
成っていて本当に嬉しい。
ここからはモンスタークラスのイチゴが登場する。
通常のイチゴの4倍から5倍の大きさの強者。
イチゴ農園のオバサン曰く、旨くないと言われる。
でも、普通に美味しかったのである。ペロリグー。
さて、上の写真はハウスに成っていない風に見せる
様に撮影してきたものだけど、下の写真はハウスの
中のまんまの写真を掲載してみた。
女性軍は50分で、50個を食べたという。
1分で1個のペース、隣の小学生の女の子は倍の
100個を食べたと胸を張っていた。女子は凄い。
私は撮影もあって30位を食べだけれども満足。
いつか、ぶどう狩りとかもレポートしたいと思う。
和名 苺 (イチゴ)
洋名 ストロベリー (STRAWBERRY)
学名 プラガリア アナナッサ
(FRAGARIA ANANASSA)
銘柄 二郎苺 (ニロウイチゴ)
分類 バラ目、バラ科、イチゴ属
種類 多年生草本
草丈 10〜40cm
開花 春〜夏
花色 白、桃、赤
原産 ヨーロッパ
渡来 江戸時代
言葉 あなたは私を喜ばせる
幸福な家庭
尊重と愛情
先見の明
撮影 長居公園
解説 日本に渡来してきたのは江戸時代の事。
原産とされるヨーロッパではその遥か昔
石器時代には苺を食べていたという。