見出し画像

ダンギク 『華道未生流展』で出会った植物たち


段菊 (ダンギク)

シソ目、シソ科、カリオプテリス属


その葉が菊の葉に似ているのと、葉の付け根
の節ごとに丸くまとまって段々に花を咲く姿
から和名で『段菊』と呼ばれるようになった。


花序は、茎を取り囲む様にした半球状のもの
で、花径が5〜7mmの小さな筒状花が多数
密生し形成されているもの。そこから伸びる
雄蕊はそれぞれ4本だが、これが筒状花より
飛び出すので、賑やかな印象を与える。


海辺の岩場や、急な崖などに自生するもので
日当たり良く、水捌けも良く、風もよく通る
場所を好む。


この植物、日本では残念ながら自生種が激減
している為、環境省のレッドデータブックの
『絶滅危惧Ⅱ類』に指定されている。


生花におけるダンギクの位置付けは、引立役
として使用されることが多く見られるのだが
その立ち姿を観察してみると単体でも充分に
美しいもの。構造的には花の付き方を除けば
同じシソ科に属する『仏ノ座』にも似る。


こちらの写真は、昨年の2023年の展示会
で撮影したもので、ダンギクを堂々と主役と
して展示していたものであり、とても美しい。



和名 段菊 (ダンギク)
   蘭菊 (ランギク)
洋名 ブルー スペリア
   (BLUE SPIREA)
   ブルーベアード
   (BLUEBEARD)
   ブルー ミスト
   (BLUE MIST)
   カリオプテリス
   (CARYOPTERIS)
学名 カリオプテリス インカナ
   (CARYOPTERIS INCANA)
分類 シソ目、シソ科、カリオプテリス属
種類 落葉多年草
草丈 40〜80cm
開花 8〜10月
花色 青、紫、藤、桃、白
花径 5〜7mm
花形 筒状花
雄蕊 4本
原産 日本、朝鮮、中国、台湾
言葉 忘れ得ぬ思い
   悩み
撮影 華道未生流会館(華道未生流展2023)
備考 絶滅危惧II類

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

#段菊
#ダンギク
#蘭菊
#ランギク
#ブルースペリア
#BLUESPIREA
#ブルーベアード
#BLUEBEARD
#ブルーミスト
#BLUEMIST
#カリオプテリス
#CARYOPTERIS
#カリオプテリスインカナ
#CARYOPTERISINCANA
#華道未生流
#絶滅危惧種

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

仏ノ座

ダンギクと同じシソ科に属する道端でもよく見る
植物である。段々に構成される葉と花が少しだが
似ているものとなる。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

いいなと思ったら応援しよう!