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弁慶泣


弁慶泣 (ベンケイナカセ)


日本の在来種となる樹木で、紀州から四国
九州、琉球の土地に自生、古くより霊木と
崇められており神社などに植えられるもの。
台湾や中国にも自生している樹木。


開花すれど、それ自体が目立たぬ為にほぼ
人目に触れることのない花であり、今回は
専門家からのアドバイスで開花してる姿を
撮影できたもの。


弁慶泣(ベンケイナカセ)の名称は、この葉
を手にとり、横に裂こうとしたとて容易には
それを裂く事が出来ない事からついたもの。
他の樹木の葉とは違い、葉の中に縦方向へと
並行脈というファイバーが走る事から容易に
裂けない構造となっているのだ。そして葉の
形から広葉樹と思いきや針葉樹である。


この樹木は1000年以上も前の事、奈良県
の春日大社へと献木、植栽された樹木である。


奈良の春日大社と言ったら、神の使いである
鹿で有名な場所である。この神様の使い達は
葉っぱ、樹皮を食べるのが大好きなのは有名
だが、この樹木には見向きもしない。哺乳類
にとっての毒をこの樹木は持っているからで
春日原始林や奈良公園にまでこの樹木は範囲
を拡げている。


和名 梛 (ナギ)
   樀 (ナギ)
   南木 (ナギ)
   弁慶泣  (ベンケイナカセ)
洋名 ナギ  (NAGI)
学名 ナゲイア ナギ (NAGEIA NAGI)
分類 ヒノキ目、マキ科、ナギ属
種類 常緑高木
草丈 15〜20m
開花 5〜6月
花色 薄黄
原産 日本、中国、台湾
言葉 苦難などをなぎ倒す
撮影 服部緑地都市緑化公園

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