ウバユリ　シュールなオブジェ

姥百合 （ウバユリ）

ユリ目、ユリ科、ウバユリ属の多年生草本

山林部に自生する大型の百合で花が咲く時期に
その葉を散らす事から、歯を散らすに準えての
ウバユリの名がついている。

この時期、花が終わった後にはオブジェの様に
直立したままドライフラワー状に佇ずんでいる。

カラカラに乾燥した状態で、花が終わった中を
覗き込んでみると、中にはびっしりと平たい種
の姿を確かめることができる。

外周には糸状にフェンスが張られており、中の
種が熟成した頃には劣化していくのと、大風で
種が飛ばされる機会を待つ状態が今回撮影した
シチュエーションとなる。

周りのフェンスが壊れて、突風が咲いた時こそ
この中に詰まった種が拡散される時期となる。

なお、１枚目の写真には、種の上に他の植物の
破片が入っているものである。

和名　姥百合（ウバユリ）
洋名　ハートリーフ リリィ
　　　（HEARTLEAF LILY）
学名　カルディオリナム コルダタム）
　　　（CARDIOCRINUM CORDATUM）
分類　ユリ目、ユリ科、ウバユリ属、
　　　ウバユリ種、
種類　多年生草本
草丈　１ｍ
開花　７〜８月
花色　淡緑
花径　３〜６ｃｍ
原産　日本（本州は関東以西〜九州）
言葉　威厳
　　　無垢
撮影　頼光寺（兵庫県川西市）

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