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WHITE POPINAC


ホワイト ポピナック
(WHITE POPINAC)

マメ目、マメ科、ギンネム属の多年生植物。


沖縄に行くと何処に行ってもこれが生えてて
その生命力の強さを感じさせられ、恐らくは
この植物の個体数こそが、他を退いて一番に
生えている植物なのだろうと想像が出来る。


そもそもは緑肥用にとスリランカより一部に
於いて導入されたのは1910年頃の話で
管理されていたものでもあり、制限された地
のみでそれ以外での繁殖はなかったとされる。


第二次世界大戦が終わった時、日本国内では
沖縄は戦火により焼土と化してしまった事で
台風や雨などによる土壌崩落や、海への土壌
流出を防ぐ目的でアメリカが持ってきたのが
ハワイに昔から生えているホワイトピナック、
銀合歓(ギンネム)であった。その種を沖縄
の土地全域に空中散布をしたのである。


焼け野原となったそんな荒地ですら問題なく
この植物は根を張り、持ち前の繁殖力の強さ
と、深く根を張る性質から本来の目的である
土壌の保護にはちゃんとその役割を果たして
くれたのである。だが、その勢いは止まらず
沖縄全土を占有するまでになった。


この植物にはその後になって、二つ恐ろしい
秘密が隠されている事が発覚した。


ひとつは、この植物が根本から漂わせる物質
アレロパシーがとても強い事から他の植物の
成長プログラムを狂わせて枯れさせるものと
いう事。


もうひとつは、この植物が中に含んだ物質の
ミモシン(MIMOSINE)という有害アミノ酸
を含んでいること。これを哺乳類である我々
や家畜が食べると、体毛が全て抜け落ちる。
男女問わず全身脱毛されてしまうものである。


このミモシンは男性機能を無力化してしまい
ED(ERECTILE DYSFUNCTION)の状態
勃起障害を引き起こしてしまい。単に排尿用
ホースとしてだけの、まさに役立たずの器官
へと成り下げるものでもある。


全人類の男性がこの植物の実を食べたならば
次世代を活躍する子供はいなくなるという、
なんとも恐ろしいメカニズムを持ったもので
これを食べた動物のオスも同じく交尾能力を
失ってしまう。つまりは子孫繁栄の術をオス
が失ってしまうものなのである。まあ私には
これから子作りをする事もないだろうがまだ
その機能を失いたくはないので持ち帰ってる
種を口にする事はない。


各種の植物についての、研究が進んでこその
情報であるが、その正体をちゃんと知らずに
導入するのは危険極まりない事なのである。


片や植物の中には、真逆に天然のバイアグラ
とも呼ばれるものもある。それは男性の性欲
を増進させる上に果てしなく、勃起力を持続
させるものであり、赤ちゃんを欲しがる女性
にとって重要なものである。最近の男性には
草食系男子など、既にギンネムを食べたのか
と思う程、そちらの事に無関心で無欲な男性
が増えてきているという。

絶倫すぎても、淡白すぎてもいけない。要は
ほどほどに対応できるレベルが良いのである。


もうひとつ、この植物摂取による弊害がある。
それは発達障害を引き起こすというのである。
動物の成長を阻害するものであり、これらの
マイナス要素の総てを並べてみると、やはり
オールNGな植物である事がよく分かる。


この植物は、幸いなことに耐寒性を有さない。
-10°Cで枯れてしまう。この弱点がなければ
本土にも侵略の手を伸ばしてくるのである。
地球温暖化がこのまま進むのをこの魔の植物は
待ち受けているのかも知れない。



和名 銀合歓 (ギンネム)
   銀合歓 (ギンゴウカン)
洋名 ホワイト ポピナック
   (WHITE POPINAC)
   ワイルド タマリンド
   (WILD TAMARIND)
学名 レウカエナ レウコセファラ
   (LEUCAENA LEUCOCEPHALA)
分類 マメ目、マメ科、ギンネム属
種類 多年生植物
草丈 2〜6m
開花 春〜秋
花色 白
花径 25〜50mm
原産 メキシコ南部、ベリーズ、グアテマラ
言葉 胸のときめき
   歓喜
   創造力
備考 世界侵略的外来種ワースト百選
撮影 沖縄、石垣島

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