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岩煙草


岩煙草 (イワタバコ)


シソ目、イワタバコ科、イワタバコ属の
多年生の植物となる。


赤目四十八滝の植物紹介の第三弾となる。


日が当たらない岩場などの崖や絶壁などに
自生する植物で、煙草(タバコ)の葉にも
似ている事からこの名が付くが、全く違う
種類となる。


タバコの葉も大きく成長する事で知られるが
このイワタバコの葉もかなり大きく、葉長が
30cmクラスはザラに生えている。大きい
ものになると50cmまでの長さにもなる。


花は淡い桃色系のグラデーション掛かってて
崖の暗い中に鮮やかな緑の葉と共に存在感の
ある花を咲かせてくれる。八月の盆休み中の
赤目四十八滝の渓谷の中で一番、我々の目を
楽しませてくれた花のひとつとなる。


この植物は断崖絶壁に生える為、根の深さが
ギリギリの長さにしかならない事から葉数が
極端に少ない植物で、最大でも三枚となる。
葉が大きい理由は完全日陰の性質上、陽光を
多く取り入れ光合成する必要がある為である。
この植物は乱獲するとその土地から絶滅する
危うさをもった植物なのである。



和名 岩煙草 (イワタバコ)
   岩萵苣 (イワヂシャ)
洋名 イワタバコ (IWATABAKO)
学名 コナンドロン ラモンディオイデス
   (CONANDRON RAMONDIOIDES)
分類 シソ目、イワタバコ科、イワタバコ属
種類 多年生植物
草丈 30〜60cm
開花 6〜8月
花色 桃色
原産 日本(福島県以西)、台湾、中国
言葉 涼しげ
撮影 赤目四十八滝

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