シーカヤック ジオパーク デイクルーズ
シーカヤック ジオパーク デイクルーズ合宿
2023年9月18日(月)
私が所属するカヌー協会で毎年、夏の終わり頃の
季節にインストラクターメンバーの合宿が毎年の
恒例行事として行われるのであるが私自身は今回
が初参加となる。
今回はそのツアーの2日目に参加したもの。
■かすみパドルモンキー
KASUMI PADDLE MONKEY
こちらが今回の山陰ジオパーク巡りのガイド
を務めてくれた但馬地区唯一のJSPA公認
のスクール、有資格者ガイドスタッフが同行
してくれて絶景ポイントを巡るというもの。
■山陰海岸ジオパーク
世界ジオパーク認定『山陰海岸ジオパーク』
と呼ばれる兵庫県美方郡香美町の香住海岸を
シーカヤックに搭乗して、このエリア内にある
洞窟や奇岩などのスポットを巡るものである。
■JSPA
日本セーフティパドリング協会
日本におけるパドルスポーツの安全な普及を目的に
して1988年設立された団体。SUP、フィッシング
カヤック、パックラフトなどの新ジャンルのパドル
スポーツの普及を目指して、パドリング技術と安全
管理を熟知したプロを500人在籍させて、北海道
から沖縄までの50以上もの組織を束ねている組織
となる。そのプロが在籍する事を証明するマークと
なるのである。モンキーパドルもここに属する。
私のカヌー歴は3年程度の経験だが、所属してる
枚方市カヌー協会の他のメンバーのカヌーの方々
は歴10、20、30年とベテランばかりが揃い
今回のツアー自体は、同スクール初心者向けでの
デイクルーズに、プラスアルファが加算され一般
のツアーより3倍のロングコースで、往復8km
を比較的ガンガンと漕いでいくもので、普段での
スクールプログラムの3倍以上にもなるとツアー
であった。
■シーカヤック シットオンスタイル
シーカヤック、これは名前にある通りのもので海
を漕ぐ仕様となったカヤックであり、基本沈まぬ
構造となっている。耐性樹脂構成の本体は内部に
エアーを蓄えており、どんなに荒波をガンガンと
被ろうが、艇の床部には海水排出口が開いていて
一定以上の海水は全て艇外へと排出される優れた
構造をしていて、その上、結構スピードも出る。
搭乗した艇は、シットオンスタイルのものとなり
そのまま上に腰掛けて 、両脚を前に放り出すと
いう沈む危険も無縁で、楽ちんなものである。
リバーカヤックみたいにクルクルと方向転換など
しないのも海上仕様になっているのだ。
これは、椅子を付けたりや、フィッシングし易く
したりと、カスタマイズやオプションが出来ると
いう素敵なシーカヤックとなる。
丸い大きなスクリュー蓋は、ここには荷物などを
入れられ、他にはドリンクホルダーも付いている
のである。
■マイセレクト カヤック
私が乗ったのはこの赤と黒のもの。
以前に屋久島から滑落した時に足の甲の靭帯を
切ったままとなってて、先週辺りから鋭く痛み
バンテリンサポーターを巻く。大分マシである。
グアムの膝のキズと、屋久島のこの靭帯のキズ
は私にとり今後も小型爆弾となるのだろう。
■出陣
さて、ここからは海へ出発である。
■モアイ岩
モアイ像の横顔の岩となる
この角度でしかモアイさんは出現できない
■第一洞窟
最初の洞窟へ到着、中へ入る
■くぐり岩
■岩場スラローム
■鎧ノ袖 (ヨロイノソデ)
ここはこの絶景ポイントのひとつ
■第二洞窟
コチラの洞窟にも潜入。一般の人達ではここ迄は
遠くて来ることは出来ないのだという。
■奇岩たち
洋上に突き出たユニークなカタチの奇岩たち
モンハンにも、こんなの出てきた様な記憶が…
■小さな島々
■玉砂利ゾーン
ちょっとの間、上陸をして休憩した場所。
大波にずっと洗われた果ての石は角が取れて
まんまるになっていく。手頃な玉子サイズの
を一個、天然のお土産にと持ち帰る。
この奥には漂流物が沢山あって、あまりの
美観のなさに撮影はしなかった。軽いブイを
ひとつ、コレもお土産にした。石垣島で見て
コンパクトなのを見つけたいと思ってたのだ。
よく見たらハングル文字と1990の刻印。
画像はネットのヤフオクの拾い画像のもの。
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海で出会った生物たち
■膝皿貝 (ヒザラガイ)
中央部には8つの節が見られる事から、多板綱
(タバンコウ)の名もつく。海辺の岩場などに
ペッタリとへばりついてる貝類のひとつである。
食用にもなるが、見た目の悪さから一般的には
食されない。
■傘貝 (カサガイ)
いきなりの不意打ちして横にスライドしてやると
大概が外れる。食べようと思えば食べれない事も
ないがお勧めはしない。下手するとこれに当たり
下痢嘔吐で苦しむ事になる。福井県で地元女性が
採ってたのをやり方を教わってパクパクと食べた
後に私は3、4日をダウンした。
■亀ノ手 (カメノテ)
見た目のままの通りが名称となる。コチラは高級
な料亭で食べた記憶があるが、味を全く覚えては
いない。また、どこかで食べようと思う。
■富士壺(フジツボ)
富士山の形をしているからとついた名が富士蕾。
石灰質の固着殻をもって岩場に多くが並ぶもの。
満ち潮で海中に没すると内部の嘴状の甲殻から
触手を伸ばして、プランクトン類を絡め取って
食べる貝類。これの大型のものは食用にもなる。
嘴の部分を掴んで引き抜いてそれをわさび醤油で
頂くのである。神戸のにっころやで食べた。
■海田螺 (ウミタニシ)
海水のかかる石の上をゆっくりと移動する巻貝。
可愛くて踏まない様に注意して歩く。
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山陰海岸ジオパーク周辺で出会った植物たち
■珊瑚樹 (サンゴジュ)
見た目のままに赤い実がコーラルカラーで
美しい事からこの名前がついているもの。
■大浮藻 (オオウキモ)
葉の長さからの解析。世界最大の藻類となり
種が見える。このように種のついたものを
切り離して広範囲にばら撒く。
■アカモク
褐藻綱ヒバマタ目ホンダワラ科の海藻、食用にも
使われるものとなる。こちらもプカプカである。
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■ガイドの小西さん
今回の冒険のガイドをしてくださり感謝。
写真は許可をもらっての掲載である。
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■波の表情
ちょっとの間、パドルを休めては波を眺める。
藻の様にプカプカと浮かんでる状況を楽しむ。
海の色も波の模様も、世界の海は全て違う。
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■シーカヤック後記
リバーカヤックも楽しいが、シーカヤックもまた
魅力的なアクティビティである。これからも色々
乗ってリポートをして行こうと思うのであった。
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