ソテツは、復活の呪文をとなえた。なんと、ソテツは生き返った。

蘇鉄 （ソテツ）

ソテツ目、ソテツ科、ソテツ属の裸子植物

日本や中国、台湾など温暖な地域に自生する
常緑樹である。日本国内では九州南部や沖縄
を中心に自生するもので、庭園や寺院や神社
に観賞用として栽培される。

ソテツは非常に長寿で、数百年生きることも
ある古代の植物である。どのくらいの古代に
遡るのかというと、約２億７千万年前の時代
古生代ペルム紀にその祖先が誕生したものと
考えられている。この時期とは、裸子植物が
繁栄し始めた時期でもあり、ソテツの仲間は
シダ植物などと共に、地球の植物相の一部を
形成していたものである。


その後、ソテツ類は中生代を経て、ジュラ紀
（約２億１千万年前～１億４５百万年前）に
かけて非常に繁栄、『恐竜時代の植物』とも
呼ばれているもので、恐竜たちの食料として
利用されていたものとされている。現存する
ソテツは全草が有毒成分を含んでいる事から
生存の為に有毒性を高めたものと考えられる。


現在でも生き残っているソテツ類の植物には
『生きている化石』として知られているもの。
非常に古い進化の痕跡を今にも残す生態から
植物の進化の歴史を知る上でも非常に重要な
存在と考えられている。

この『蘇鉄』という名がつく由来については
『蘇』は再び生き返る、『鉄』はその硬い幹
や耐久力を指してついた名称となる。

いま普通に生えているソテツのその寿命だが
これも非常に長いもので、数百年から千年に
達するとも言われている。具体的な寿命等は
個体の生育環境や条件により異なるものだが
通常の環境下でも３００年から５００年ほど
生きることができるとされている。さらに、
理想的な環境では１０００年以上も生存する
ソテツの例もあるといわれる。


ソテツは成長が非常に遅い事から、長い年月
をかけてその幹が太くなり、葉を新しく展開
し続けるため、長寿命を保つ事が可能となる。
また、幹や根の再生能力や環境への適応力も
長寿命の要因となっている。

寺院や神社などに植えられている理由もその
長寿が讃えられてのことによる。

そこまで頑丈で生命力に溢れる樹木なのだが
私の手にかかるとどうも元気がなくなる。
沖縄でお土産に買ったのだが葉の色が怪しい
色になってきた。

他にも私が育てていたガジュマルやカポック、
パキラ、ゴムノキ、なども元気が失せていく。

やはり、私は植物のブログは書くものだが
育成には不向きと判断して、これらを実家に
持って行った。

他は生き残ったものの、ソテツは全ての葉が
枯葉色へと変化して仕舞い『ダメだ、こりゃ』
となったその鉢を、庭の灯篭の上にドデンと
置きっぱなしにした。

実家に帰る度に見ても変化がなかったのだが
丸一年経ったそれに緑色の芽が出てきた。

両親と『これはまるで奇跡を見てるじゃ』と
喜んで小躍りして、他の植物達と一緒に実家の
和室の縁側に元気に育っている。

私の父は、それぞれの植物に水やりサイクルを
日記として記録をしながら、これらの全ては
とても健やかな様子である。

写真は実家のものではなく、東光院にて撮影を
したものである。いずれ、実家のものも撮影し
載せようと思う。

和名　蘇鉄 （ソテツ）
　　　鉄蕉 （テッショウ）
　　　鳳尾蕉 （ホウビショウ）
洋名　ジャパニーズ サゴ パーム
　　　（JAPANESE SAGO PALM）
学名　キカス レボルタ
　　　（CYCAS REVOLUTA）
分類　ソテツ目、ソテツ科、ソテツ属
種類　常緑樹
草丈　３〜８ｍ
植付　５月以降
　　　ただし、地植の際、
　　　大型成長する事の覚悟が必要
開花　夏
毒性　シカシシ
　　　ホルムアルデヒド
　　　βーメタルアミノーＬーアラニン
　　　どの毒も植物の持つ最高レベルの毒
症状　嘔吐、下痢、衰弱、癲癇、昏睡、致死
含有　植物全体に猛毒成分を含む
食用　戦時中の食糧難の頃には
　　　背に腹はかえられぬと
　　　解毒を施した記述もあるが
　　　的確な解毒の記録が
　　　残っておらず、食用にはリスクが高い
原産　日本（九州南部や沖縄）
　　　中国、台湾、インドネシア
言葉　雄々しい
撮影　東光院

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タイトルに合わせ、ゲーム画面風にイラスト作成

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