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雄蛭木


雄蛭木 (オヒルギ)


ヒルギ科、オヒルギ属、の樹高10〜30m
の常緑広葉樹、高木となる。汽水域に自生を
するマングローブの一種となる。


塩水に浸かっても育つ能力を持つ樹木であり
泥水の中に直立、群生してある姿を見る事が
出来るもので、育つ環境が冠水をする場所の
為に、『気根』という『呼吸根』を形成する。


これは『膝根』『板根』『蛸脚根』と呼ばれ
特異な形のものを、その状況に応じて形成し
この樹木の大きな特徴のひとつとなっている。


また、水中に自生している事から、次の命を
つなぐのも独特のスタイルをとるものであり
それは『胎生種子』と呼ばれるもの。


花の部分での赤い櫛状に見えているるものは
その先端が8〜12に裂けた形のものであり
この硬質なものは萼弁にあたる。この中には
春から夏にかけて、中からは薄黄緑色の花弁
が咲く。花が終わった後にはこの萼弁の中に
『胎生種子』が育ち、胡瓜の様な形に伸びて
一年を掛けて伸びて水中に根を下ろしてから
萼片から離れ、自立するもの。


他の植物とは全く違ったスタイルで命を繋ぐ
樹木となる。


萼弁の中から、花弁がその顔を覗かせている



花弁が落ちてしまった後の萼弁の写真
この真ん中の雌蕊が『胎生種子』へと育つ



和名 雄蛭木 (オヒルギ)
   雄漂木 (オヒルギ)
   赤花蛭木 (アカバナヒルギ)
   赤花漂木 (アカバナヒルギ)
洋名 ブラック マングローブ
   (BLACK MANGROVE)
学名 ブルグイエラ ギムノルヒザ
   (BRUGUIERA GYMNORHIZA)
分類 キントラノオ目、ヒルギ科、
   オヒルギ属、オヒルギ種
種類 常緑広葉樹
草丈 10〜35m
開花 春〜夏
花色 萼弁 赤
   花弁 薄黄緑
花径 3〜5cm
花弁 萼弁 8〜12枚
   花弁 8〜12枚
原産 日本 奄美大島以南、琉球地域
   中国、台湾などの熱帯アジア域
   アフリカ大陸
   オーストラリア
   太平洋の各諸島
言葉 忍耐
   感謝
撮影 沖縄県
   咲くやこの花館

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