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タマスダレ 一斉に咲く白花は秋の風物詩


玉簾 (タマスダレ)



キジカクシ目、ヒガンバナ科、タマスダレ属
南アメリカ原産の多年生の球根植物。



その名の由来は、花姿が純白の玉(宝石)に
見えることから『タマ』、茎葉が整列した様
に直立する姿から『スダレ』と名付けられる。



タマスダレの花は純白で、花径3〜4cmの
6枚花弁で、その花の中央には黄色い雄蕊が
あり、花の内部は鮮やかな緑色となっており
花全体が爽やかで清楚な印象を与えるもの。



その葉は細長い線形の葉で、鮮やかな緑色を
しており、花とともに鮮やかなコントラスト
を生み出してくれる。



夏から秋にかけて開花し、特に雨の後に花が
一斉に開く特徴から洋名は『レインリリー』
と呼ばれる。



栽培の条件は、日当たり良く、水はけの良い
環境を好み、また寒さにも比較的強い事から
日本でも広く栽培されている。



その清楚で可憐な姿から、庭園や鉢植えにも
人気が高い植物である。



ヒガンバナ科に属しているこれにはリコリン
と呼ばれるアルカロイド系の有毒成分を含む
為に、これを食べると、吐き気、嘔吐、痙攣
などの症状を引き起こすものである。その葉
が、ノビルやニラなどに似ている為に誤食の
事故が時々起こるもの。家庭菜園と並行する
家では植栽するものに気をつける必要がある。

我々に秋の訪れを知らせる様に一斉に白花が
咲くその姿は、秋の風物詩のひとつである。


和名 玉簾 (タマスダレ)
洋名 フェアリー リリィ
   (FAIRY LILY)
   レイン リリィ
   (RAIN LILY)
学名 ゼフィランサス カンディダ
   (ZEPHYRANTHES CANDIDA)
分類 キジカクシ目、ヒガンバナ科、
   ヒガンバナ亜科、タマスダレ属
種類 球根植物
   有毒植物
草丈 20cm
開花 9〜11月
花色 花弁 白
   雄蕊 黄
花径 3〜4cm
花弁 6枚
雄蕊 6本
毒物 リコリン (アルカロイド系)
症状 嘔吐、痙攣
原産 南米(ペルー、
渡来 明治時代(鑑賞目的)
言葉 純白な愛
   期待
撮影 大阪市淀川区の自宅周辺

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