ギンバイカ　『華道未生流展』で出会った植物たち

銀梅花 （ギンバイカ）


フトモモ科、ギンバイカ属の常緑低木

以前の記事では、世界の美と愛と性を象徴する
女神の化身とも称された花を紹介させて頂いた。

今回は『華道未生流展』にて、出会った美しき
植物の姿を掲載する。普段から自然界の中での
植物の姿や、植物園や民家などで育成されてる
ものを撮影しているが、いけばなの世界の中の
作品として飾られるものは別格の美しさをもつ。

今回のこの植物は花ではなく、実と葉の姿。
この植物の実も葉も、様々な用途に利用されて
役立っている。


１、まずは料理である。
ギンバイカの実は食用になり、地中海地域では
香りのあるスパイスやハーブとして使われる。
特に、肉料理の風味付けやリキュールの材料と
しても使われ、芳香性が高いため独特の風味を
加えることができるものである。また葉も同様
に香味成分が含まれいるものである。


２、続いては薬用
ギンバイカの実には抗菌、抗炎症の作用がある
とされ、伝統的に消化促進や呼吸器の不調改善
のために利用されてきた。また、アロマオイル
やハーブティーの材料としても使われている。

３、香料としての利用
この実から抽出される精油は、香水や石鹸など
の香料に使われており、独特の甘い香りが特徴
となっている。葉にも同様に香りをもっており
ホップやスパイスとしても使用できる。


これらの用途からギンバイカの実も葉も食用、
薬用、香料として広く役立てられている。

さて、この華道未生流のいけばな展の中の作品
は、ダイジェスト版にて掲載をする予定であり
このシリーズでは、いけばな作品用として厳選
された美しい植物写真をクローズアップ記事と
して掲載していくものとなる。

和名　銀梅花 （ギンバイカ）
　　　銀香梅 （ギンコウバイ）
　　　銀香木 （ギンコウボク）
　　　祝ノ木 （イワイノキ）
洋名　マートル（MYRTLE）
　　　ローマン マートル
　　　（ROMAN MYRTLE）
　　　コモン マートル
　　　（COMMON MYRTLE）
学名　ミルタス コミュニス
　　　（MYRTUS COMMUNIS)
分類　フトモモ目、フトモモ科、ギンバイカ属
種類　常緑低木
草丈　５ｍ
開花　夏
花色　白
花径　１０〜３０ｍｍ
花弁　５枚
雄蕊　多数（５０〜１００本）
原産　地中海沿岸部
言葉　高貴な美
　　　愛
　　　愛の囁き
撮影　華道未生流展
　　　２０２４年１０月１４日

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