ショウジョウソウ　『植物の秘密』シリーズ

猩々草 （ショウジョウソウ）

キントラノオ目、トウダイグサ科、の多年生
の植物となる。

写真を見てお分かりの通り、花付近の上部の
葉は朱色に色変化を起こすもの。

この葉が色変化を起こす理由は、虫媒介より
受粉を助ける為のもの。ショウジョウソウは
花がとても小さく目立たないのを補うため、
花の付近にある一部の葉が鮮やかな朱色へと
変わることで、虫に花の存在を知らせる。

この色の変化は、特に開花期に顕著であって
朱色の部分が目立つ事で、花のある場所へと
受粉を助ける昆虫などが集まるのを促がす。　

このメカニズムは、他にはポインセチア等も
同じ理由で花周辺をぐるりと取り巻いた葉色
が変化している例で見る事ができる。これは
同じトウダイグサ目（ユーフォルビア属）の
特徴でもある。

和名についている『猩々』は、中国に昔から
伝わる全身が真っ赤な妖怪のことである。

和名　猩々草 （ショウジョウソウ）
　　　草猩々 （クサショウジョウ）
洋名　ファイア オン ザ マウンテン
　　　（FIRE-ON-THE-MOUNTAIN）
学名　ユーフォルビア ヘターフィラ
　　　（EUPHORBIA HETERPHYLLA）
分類　キントラノオ目、トウダイグサ科、
　　　トウダイグサ属
種類　多年生草本
草丈　３０〜９０ｃｍ
開花　春〜秋
花径　２５ｍｍ
原産　合衆国中部〜アルゼンチン
渡来　明治時代
言葉　良い仲間
　　　祝福
　　　希望
撮影　淀川区十三の民家の植込

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中国の妖怪、猩々（ショウジョウ）

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ユーフォルビアの同じ性質をもった仲間たち

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