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精霊蝗虫


精霊蝗虫 (ショウリョウバッタ)


バッタ目、バッタ科、ショウリョウバッタ属


日本全土で最もポピュラーに見る事が出来る
バッタであり、草原や河川敷や田んぼの畦道
などに生息している。国内のバッタの中でも
全長が最も大きいのがこれとなっている。


素手でも捕まえやすいバッタ類であり、その
点からも人気が高い。


『ショウリョウバッタ』が付いた名前の由来は
精霊(ショウリョウ)をお迎えする『精霊祭』
の時期になって多く見られる事と、長崎県での
『精霊船』にその形が似るからとも言われる。
(※この写真はこの記事の末尾に掲載しておく)


他に『霄壤蝗虫 (ショウジョウバッタ)の名は
メスとオスのその身体の大きさがあまりに違う
事から付いたもので、天と地ほどの差があるの
意味の言葉がこの『霄壤』である。


『米搗:コメツキ』や『機織:ハタオリ』とは
コレを捕まえ後脚を揃え持つと逃げようとする
前後へのその仕草からついた名前。俗称として
ついた『キチキチ』はオスの飛翔時に鳴る音で
ついたものである。


写真のものは、食草の領域で目立たない様にと
カモフラージュの為の色違いとなるが、緑一色
の草むらの中に枯芒(カレススキ)が居たり、
枯れ色の中に鮮やかな緑色が居たりと、自身で
どんな色をしているのかを認識できてる様では
なさそうである。




和名 精霊蝗虫(ショウリョウバッタ)
   精霊飛蝗 (ショウリョウバッタ)
   霄壤蝗虫 (ショウジョウバッタ)
   霄壤飛蝗 (ショウジョウバッタ)
   米搗蝗虫 (コメツキバッタ)
   米搗飛蝗 (コメツキバッタ)
   機織蝗虫 (ハタオリバッタ)
   機織飛蝗 (ハタオリバッタ)
洋名 オリエンタル ロングヘッデッド ローカスト
   (ORIENTAL LONG-HEADED LOCUST)
    Oriental Long-headed Locust
学名 アクリダ シネレア
   (ACRIDA CINEREA)
俗名 キチキチバッタ
分類 バッタ目、バッタ科、
   ショウリョウバッタ属
種類 バッタ類
全長 オス 5cm
   メス 8〜10cm
分布 日本全土
   東アジア全域
出現 6〜7月 孵化〜幼体時期
   8〜11月 成虫時期
食性 イネ科の植物全般
   (ススキ、チガヤ、イネ)
撮影 京都、由良川

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