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トビイロハゴロモ この小さくも可愛い虫よ


鳶色羽衣
(トビイロハゴロモ)


カメムシ目、アオバハゴロモ科、


国内では、本州、四国、九州、屋久島などに
生息するハゴロモ類の昆虫である。


イネ科類の植物に取り憑くもので、その茎に
口吻を突き刺して汁を吸うハゴロモ類の昆虫
である。


一般にはススキや、チカラシバなどを対象と
して取り憑くが、農作物のイネやサトウキビ
にも取り憑く事もある。体長が5〜6mmと
小さい事と、生息範囲は広いが、生息密度が
低い事と農作物への重篤な被害をもたらす事
がないとの判断から、害虫カテゴライズから
外されている。


ハゴロモやヨコバイ等の特徴として、近付く
とササッと茎の裏側へと身を隠そうとする
もので、撮影しようと追う私と逃げる虫との
間での追いかけっこになるもので、こんな時
には私は一瞬、虫と追っかけっこをしている
状況に我に返る瞬間があるのだが、この虫は
ジッとして逃げ回らないので心穏やかに撮影
出来たものである。


ハゴロモ類の虫はとても繊細なもので美しく
見ていて和む。特徴としては羽がツンと尖り
バフカラーの羽色も美しい虫だと思う。


命名されてる『トビイロハゴロモ』の鳶色とは
赤茶けた色なので、この名にだけ疑問が残る。




和名 鳶色羽衣
   (トビイロハゴロモ)
洋名 フラティド プラントホッパー
   (FLATID PLANTHOPPERS)
学名 ミモファンティア マリチマ
   (MIMOPHANTIA MARITIMA)
分類 カメムシ目、ヨコバイ亜目、
   ハゴロモ上科、アオバハゴロモ科、
   トビイロハゴロモ種
種類 ハゴロモ類
全長 5〜6mm
分布 日本(本州、四国、九州、屋久島)
出現 8〜10月
食性 成虫 イネ科
撮影 2024年9月21日
場所 福井県三方郡若狭山

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