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コバノガマズミ 『無視したら死にます』の花言葉の理由…



小葉ノ莢蒾 (コバノガマズミ)


一般のガマズミより、葉が小さい事からその
名がついた『小葉蒲染』(コバノガマズミ)
レンプクソウ科、ガマズミ属に分類、日本を
始め、中国や朝鮮などにも分布する落葉低木
である。山地や丘陵地の良く湿った場所など
に見られる落葉性の低木である。


コバノガマズミは、約2~3mの高さにまで
成長するもので、初夏には白い可憐で小さな
花が集まって咲き、秋になると美しい赤い実
をこの写真の様に沢山つけてくれる。この実
は鳥にとって重要な餌となり、冬の間もその
姿を保つことが多い。


この果実は直径5~7mmで、光沢があって
秋に真っ赤に染まる。この実はヒトも食べる
ことができるが、生食に向いておらず、一般
には果実酒やジャムに加工して用いられる事
が多い。ガマズミの名の由来の一説としては
酸っぱさから『噛む酸味』(カムスミ)が
訛って、ガマズミになったとも言われている。


この赤い実は冬の間も美しく鮮やかに残る事
から、冬景色の中でのアクセントともなって
観賞価値も高いことから人気がある。これが
庭園や公園の植栽にも良く利用される理由。


この実は冬の餌が少ない時期の鳥や他の動物
の貴重な食料となり、果実にはビタミンCが
豊富に含まれているため、鳥にとっては大切
な栄養源となる。また鳥に食べて貰うことで
樹木自身は、その種の分散にもつながる。


持ちつ持たれつ、そんな自然の中の1ページ
を紹介させて頂いた。この秋はそんな視点で
自然の中を散策して、小さい秋をここに掲載
していこうと思っている。


そうそう、タイトルにもした過激な花言葉の
ことを忘れてスルーする訳にはいかない。


花言葉は『無視したら私は死にます』と過激
な内容となっている。これは小さい鮮やかな
可愛い実を見ながら、横を素通りしないでと
の言葉となっている。それほどにインパクト
の強い実をつける事を表した言葉である。



和名 小葉ノ莢蒾 (コバノガマズミ)
   小葉蒲染 (コバノガマズミ)
洋名 ビブルナム エロサム
   (VIBURNUM EROSUM)
学名 ビブルナム エロサム
   (VIBURNUM EROSUM
分類 マツムシソウ目、レンプクソウ科、
   ガマズミ属
   (※以前はスイカズラ科だった)
種類 落葉低木
草丈 2〜3m
開花 5〜6月
花色 白
花弁 5枚
実色 赤
実径 5~7mm
原産 日本、朝鮮、中国
言葉 無視したら私は死にます
撮影 2024年10月19日
場所 北山緑化植物園(大雨)
参加 1-UP'S  10月探索会

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