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SERGIO MENDES ★ MAS QUE NADA


ボサノヴァを世界的に広めた事でも知られている
ブラジル人ミュージシャンのセルジオメンデスが
COVIDの合併症により呼吸器系疾患によって、
83歳で亡くなった。


メンデスは数ヶ月にわたりこのウイルスの後遺症
と闘っていたのが、2024年9月5日にLAの
病院で息を引き取った。健康問題を抱えながらも
2023年末までパフォーマンスを続け、最後の
コンサートはパリ、ロンドン、バルセロナの地で
行われた。


彼のボサノバの中でも、最も象徴的な楽曲がこの
『マシュケナダ』(MAS QUE NADA)である。
元々は1963年にブラジルのミュージシャンの
ジョルジ ベンによって作曲されたこの曲だったが
1966年メンデスと彼が率いるグループバンド『BRAZIL '66』がカバーしたことで大ヒットし
ボサノヴァを国際的な舞台へと広めたものである。


『MAS QUE NADA』というフレーズはブラジル
ポルトガル語の口語表現で『そんなわけあるか』
『おいおい!』『なんでやねん』などの、驚きや
興奮を表した言葉となる。この曲の明るいリズム
豊かな楽器編成、そしてこの耳に残るメロディは
サンバ、ジャズ、ポップなどの要素を融合させた
ボサノヴァの代表的な作品となったのである。


セルジオ・メンデスのバージョンは、ブラジルの
サンバと、アメリカのポップジャズを融合させた
独自のスタイルで有名になり、特にアメリカでも
大ヒットを飛ばす。また、この曲は2006年に
ブラック アイド ピーズ(BLACK EYED PEAS)
と共にこの曲を再録し、現代的なアレンジを加え
オリジナルのスピリットを保ったのである。


この曲の陽気なエネルギーと時代を超えた魅力は
世界中のラテン音楽プレイリストでは定番となり
これからも我々の耳を楽しませてくれる曲である。


同氏のご冥福をお祈りしつつ、この素晴らしい曲
を記事に掲載するものである。


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