フランソア喫茶室
フランソア喫茶室
SALON DE THE FRANCOIS
先に紹介させて頂いた老舗の喫茶店ソワレとは
大通りを隔てた反対側に位置しており、
三分程度の距離にある趣きのある喫茶室となる。
昭和9年に建ったこのお店は、天井も高く格式の
あるイタリアンバロック様式の建築で、修道院の
中にでもいるかの様な美しくも洗練された空間。
喫茶店ソワレは白壁を照明が青に染める青の空間、
フランソア喫茶室は白壁を赤ビロードが引き立てる赤の空間となっている。
修道院の様に、此処の給仕の女性の方々の装いに
気品が感じられ素敵である。
フランソワ喫茶室に於いても採用されているのは
白熱照明なのであるが、それを補うビロードの赤
がこのお店の居心地の良さにつながっている。
時間を移して夕刻のお店の様子である。
夜間の時間帯はまた、店内も表の照明も雰囲気が
変わる。珈琲カップと受け皿にフランソワの紋章
が90年の歴史をもつ老舗のプライドを伺わせる
ものである。
店名 フランソア喫茶室
洋名 SALON DE THE FRANCOIS
所在 〒600-8019
京都府京都市下京区西木屋町通四条下ル
船頭町184
最寄 阪急河原町駅
営業 時間 10:00〜22:00
定休 12月31日〜1月2日
設立 1934年
創業 立野正一
建築 イタリアン・バロック様式
イタリア豪華客船の内装をモチーフとする
文財 登録有形文化財