キクバヤマボクチ 火種として利用されてきた植物
菊葉山火口
(キクバヤマボクチ)
キク目、キク科、ヤマボクチ属の多年草となる。
日本国内では本州の関西以西から、四国、九州の
明るい山林や平原に自生している植物。
この植物の名に付いた『火口』(ボクチ)と云う
あまり馴染みのない言葉だが、これは『火種』
(ヒダネ)を意味するものとなる。
この植物の花の周辺部や葉の裏側には、細やかな
毛が無数に絡みついているもので、これを集めて
乾燥させたものに火打石で火花を散らしてやると
これを火種とし簡単に火が起こせるものとなる。
火口(ボクチ)は着火材を表した名称なのである。
このヤマボクチの葉は菊の葉の様に葉先が細かく
裂けている事から菊葉山火口(キクバヤマボクチ)
の名がつくもので、若葉は天麩羅や餅のつなぎと
食用にも適している。
開花した姿
食用にもなる葉
和名 菊葉山火口 (キクバヤマボクチ)
洋名 キクバヤマボクチ
(KIKUBA YAMABOKUCHI)
学名 シルヌス デルトイデス
(SYNURUS DELTOIDES)
分類 キク目、キク科、ヤマボクチ属
種類 多年生草本
草丈 70〜100cm
開花 9〜11月
花色 紫
花径 6cm
原産 日本
言葉 逞しい(ヤマボクチの花言葉)
撮影 六甲高山植物園
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